2013年07月15日
初日、悪沢岳・赤石岳
南アルプス南部周回トレッキング初日。
静岡駅で鶴さんをピックアップして一路畑薙ダムへ。
3時30分には到着して4時にはスタートです。
まだ真っ暗です。
小屋泊なら送迎バスって手もあるんですが、テント泊。バスには乗れません。
ヘッドライトを照らして椹島へ向けてスタート。
今日の予定は、
私、椹島から千枚小屋経由で荒川三山~荒川小屋~赤石岳~百間洞
鶴さん、椹島から赤石小屋経由で赤石岳~百間洞
の長丁場です。
畑薙大吊橋を越えたあたりから明るくなってきました。空はなんとか青空も見えますがどうなるんでしょ~。
この橋を歩いて渡るのは何十年ぶりでしょう。高校生の時以来です。
とにかく椹島まで16km、ダートの林道を歩いたり走ったり。
今日の歩行予定距離が38kmもあるんでなるべく急ぎ足。赤石岳へ直接登る鶴さんとはすでに別行動。
ライブカメラポイントの赤石沢からの赤石岳。残念ながらすでの雲の中・・・
2時間20分で椹島到着。トイレに寄って、朝ごはんのおにぎり食べて、ようやく登山の開始です。
6時30分には椹島をスタート出来たんで、送迎バスよりはかなり早く出発出来たでしょう。
椹島のすぐ先、滝見橋の手前を左に入ります。ここからいよいよトレイルに突入。
千枚小屋へのこの尾根は、とてもなだらかで登りやすいんですが、一部登山道が崩壊したために、しばらく行くと・・・
突然の急登。迂回する為にこんなところを登っていきます。
さらに痩せた尾根、しかもけっこう岩々しているけっこう怖いところをアップダウンしながら進むと、
鉄塔のところに。ここで本来の登山道に合流して、あとは快適な尾根道登りとなります。
いいですね~こういう尾根道。曇り空なので気温も低めで登りやすいです。
清水平で水分補給して、さらに高度を上げていくと見晴台。
残念ながらすでの悪沢岳は雲の中・・・
ひっそりした駒鳥池でほっと一息つけば、千枚小屋まであとちょっと。
最近建て替えたばかりの綺麗な千枚小屋。
歩きやすいし、雰囲気もいいので、あっという間に到着です。
椹島から3時間でした。ちょっと頑張りすぎたみたい。いつものトレランスタイルよりもちょっと重たい荷物を背負ってるのにかなりのハイペースになっちゃった。この先、どうなるのやら。
ちなみに、今回は、サロモンのミニム30。30Lのザックです。
ツエルトですが、一応テン泊装備で、重量が8.5kgくらい。
千枚小屋からの富士山。
上空は、かなり黒い雲がもくもく。3000m峰はすべて雲の中です。
さあ、ここからは高山帯、気を引きしめて行きましょう。
う~ここから急に登りが苦しい~
明らかにペースダウンです。この前の富士山と一緒。ここまで頑張りすぎたのか?
目標としては2時までには赤石岳まで行きたいのだが、あと4時間!!
今回の山行で一番緊張する千枚岳からの下り。距離はないですが、けっこう怖いです。ここ。
やっとたどり着いた悪沢岳山頂。やっぱりガスガス。
ここからが大変。
千枚岳から先、かなり風が強くなってきましたが、悪沢を越えると更なる風が!
中岳までの稜線は、今回最強クラスの風でした。飛ばされるかと思ったよ。
鞍部から振り返った悪沢岳
これから向かう中岳
写真だと単にガスってる的な感じですが、実際は右から左へと猛烈に風が、そして雲が、さらには雨が叩きつけてました。
中岳は流石にスルーしました。
荒川前岳南面のお花畑までくると、やっと一息つけた感じです。
最盛期には一面の花でいっぱいになりますが、今はほんの一部。
鹿除けの防護柵も準備中でした。
荒川小屋までくると、嘘のように風もやんで穏やかな空気が流れてました。
でも、こんなところでまったりしてるわけにもいかず、補給だけして直ぐにリスタート。
赤石岳は相変わらず雲の中、まずは大聖寺平へ向けて緩やかに登っていきます。
びっくりしました。
荒川岳の稜線の風にもまいりましたが、大聖寺平の突風もおどろきです。
大聖寺平から吹き降ろす風に真正面から立ち向かうのですが・・・・
進みません。
ついにポールを取り出して、4本脚となり前進って感じです。
なんとか大聖寺平です。
ここが風の通り道になってるんですね。
さあ、ここから赤石岳まで400mのアップです。
相変わらずヒーコラ言いながら、スローペースで登っていきます。
登っている最中は山頂が見えていたんで期待していたんですが・・・・
小赤石・・・う~ん微妙
赤石岳・・・完全にガスの中。赤石山脈の主峰なのに誰一人居ませんでした。
でも、途中で親子のライチョウに出会うことができてラッキー。
久しぶりにライチョウを見ることができました。
あまりの風と寒さで、そそくさと山頂を後にして、山頂直下の赤石避難小屋へと避難。
なんとか目標の2時に到着です。
扉を開けると、東俣林道で別れた鶴さんがすでに到着してくつろいでいました。
小屋の管理人さんにも歓迎されてリビングルームへとなだれこんでしまい、さらにホットティーにバームクーヘンまでご馳走に。他の泊り客の人達も交えて、みんなでワイワイ、結局1時間30分もくつろいでしまいました。
しかし、泊まり客でもなんでもない我々を歓迎してくれて、楽しいひとときを過ごさせてくれた小屋の管理人の榎田さん。本当にお世話になりまし。次は泊まりで遊びに行きたいです。ここからの夕焼け、星空、朝焼け、最高だそうです。
さて、まだ1時間ほど歩かないとキャンプ地には着きません。
ここからは鶴さんも一緒になって、一路百間洞へと下っていきます。
あの谷底が百間洞。天気は完全に雨模様。標高差600m近くを一気にダウンヒルです。
百間洞に着いても雨は変わらず。
テント泊とは言ってもツエルト。
ヘリテイジのストックシェルターです。
寝るのがやっとで、食事を作ったりのスペースなんかありません。
小屋の自炊場をお借りして、手早く夕食を食べて、ビールを飲んでさっさと寝よう。
ということで初日、終わり。
2日目へと続く・・・
静岡駅で鶴さんをピックアップして一路畑薙ダムへ。
3時30分には到着して4時にはスタートです。
まだ真っ暗です。
小屋泊なら送迎バスって手もあるんですが、テント泊。バスには乗れません。
ヘッドライトを照らして椹島へ向けてスタート。
今日の予定は、
私、椹島から千枚小屋経由で荒川三山~荒川小屋~赤石岳~百間洞
鶴さん、椹島から赤石小屋経由で赤石岳~百間洞
の長丁場です。
畑薙大吊橋を越えたあたりから明るくなってきました。空はなんとか青空も見えますがどうなるんでしょ~。
この橋を歩いて渡るのは何十年ぶりでしょう。高校生の時以来です。
とにかく椹島まで16km、ダートの林道を歩いたり走ったり。
今日の歩行予定距離が38kmもあるんでなるべく急ぎ足。赤石岳へ直接登る鶴さんとはすでに別行動。
ライブカメラポイントの赤石沢からの赤石岳。残念ながらすでの雲の中・・・
2時間20分で椹島到着。トイレに寄って、朝ごはんのおにぎり食べて、ようやく登山の開始です。
6時30分には椹島をスタート出来たんで、送迎バスよりはかなり早く出発出来たでしょう。
椹島のすぐ先、滝見橋の手前を左に入ります。ここからいよいよトレイルに突入。
千枚小屋へのこの尾根は、とてもなだらかで登りやすいんですが、一部登山道が崩壊したために、しばらく行くと・・・
突然の急登。迂回する為にこんなところを登っていきます。
さらに痩せた尾根、しかもけっこう岩々しているけっこう怖いところをアップダウンしながら進むと、
鉄塔のところに。ここで本来の登山道に合流して、あとは快適な尾根道登りとなります。
いいですね~こういう尾根道。曇り空なので気温も低めで登りやすいです。
清水平で水分補給して、さらに高度を上げていくと見晴台。
残念ながらすでの悪沢岳は雲の中・・・
ひっそりした駒鳥池でほっと一息つけば、千枚小屋まであとちょっと。
最近建て替えたばかりの綺麗な千枚小屋。
歩きやすいし、雰囲気もいいので、あっという間に到着です。
椹島から3時間でした。ちょっと頑張りすぎたみたい。いつものトレランスタイルよりもちょっと重たい荷物を背負ってるのにかなりのハイペースになっちゃった。この先、どうなるのやら。
ちなみに、今回は、サロモンのミニム30。30Lのザックです。
ツエルトですが、一応テン泊装備で、重量が8.5kgくらい。
千枚小屋からの富士山。
上空は、かなり黒い雲がもくもく。3000m峰はすべて雲の中です。
さあ、ここからは高山帯、気を引きしめて行きましょう。
う~ここから急に登りが苦しい~
明らかにペースダウンです。この前の富士山と一緒。ここまで頑張りすぎたのか?
目標としては2時までには赤石岳まで行きたいのだが、あと4時間!!
今回の山行で一番緊張する千枚岳からの下り。距離はないですが、けっこう怖いです。ここ。
やっとたどり着いた悪沢岳山頂。やっぱりガスガス。
ここからが大変。
千枚岳から先、かなり風が強くなってきましたが、悪沢を越えると更なる風が!
中岳までの稜線は、今回最強クラスの風でした。飛ばされるかと思ったよ。
鞍部から振り返った悪沢岳
これから向かう中岳
写真だと単にガスってる的な感じですが、実際は右から左へと猛烈に風が、そして雲が、さらには雨が叩きつけてました。
中岳は流石にスルーしました。
荒川前岳南面のお花畑までくると、やっと一息つけた感じです。
最盛期には一面の花でいっぱいになりますが、今はほんの一部。
鹿除けの防護柵も準備中でした。
荒川小屋までくると、嘘のように風もやんで穏やかな空気が流れてました。
でも、こんなところでまったりしてるわけにもいかず、補給だけして直ぐにリスタート。
赤石岳は相変わらず雲の中、まずは大聖寺平へ向けて緩やかに登っていきます。
びっくりしました。
荒川岳の稜線の風にもまいりましたが、大聖寺平の突風もおどろきです。
大聖寺平から吹き降ろす風に真正面から立ち向かうのですが・・・・
進みません。
ついにポールを取り出して、4本脚となり前進って感じです。
なんとか大聖寺平です。
ここが風の通り道になってるんですね。
さあ、ここから赤石岳まで400mのアップです。
相変わらずヒーコラ言いながら、スローペースで登っていきます。
登っている最中は山頂が見えていたんで期待していたんですが・・・・
小赤石・・・う~ん微妙
赤石岳・・・完全にガスの中。赤石山脈の主峰なのに誰一人居ませんでした。
でも、途中で親子のライチョウに出会うことができてラッキー。
久しぶりにライチョウを見ることができました。
あまりの風と寒さで、そそくさと山頂を後にして、山頂直下の赤石避難小屋へと避難。
なんとか目標の2時に到着です。
扉を開けると、東俣林道で別れた鶴さんがすでに到着してくつろいでいました。
小屋の管理人さんにも歓迎されてリビングルームへとなだれこんでしまい、さらにホットティーにバームクーヘンまでご馳走に。他の泊り客の人達も交えて、みんなでワイワイ、結局1時間30分もくつろいでしまいました。
しかし、泊まり客でもなんでもない我々を歓迎してくれて、楽しいひとときを過ごさせてくれた小屋の管理人の榎田さん。本当にお世話になりまし。次は泊まりで遊びに行きたいです。ここからの夕焼け、星空、朝焼け、最高だそうです。
さて、まだ1時間ほど歩かないとキャンプ地には着きません。
ここからは鶴さんも一緒になって、一路百間洞へと下っていきます。
あの谷底が百間洞。天気は完全に雨模様。標高差600m近くを一気にダウンヒルです。
百間洞に着いても雨は変わらず。
テント泊とは言ってもツエルト。
ヘリテイジのストックシェルターです。
寝るのがやっとで、食事を作ったりのスペースなんかありません。
小屋の自炊場をお借りして、手早く夕食を食べて、ビールを飲んでさっさと寝よう。
ということで初日、終わり。
2日目へと続く・・・
Posted by ひでたろう at 14:12│Comments(2)
│山登り
この記事へのコメント
アルプス38kmお疲れ様です
同じ葵区なの遠いところ・・・羨ましいです
椹島までの林道・・・大雨の日は落石だらけで恐ろしかったのを思いだしました
続きが楽しみです!
同じ葵区なの遠いところ・・・羨ましいです
椹島までの林道・・・大雨の日は落石だらけで恐ろしかったのを思いだしました
続きが楽しみです!
Posted by HIZA at 2013年07月15日 22:37
HIZAさん
そうそう、椹島までの林道の途中、当日も目の前で少し崩れててビビりました。治まるのを待って、あわてて通り抜けました。
そうそう、椹島までの林道の途中、当日も目の前で少し崩れててビビりました。治まるのを待って、あわてて通り抜けました。
Posted by ひでたろう at 2013年07月16日 18:17