2020年07月30日
中央アルプス最南端に登ってきた!~恵那山~

7月に入って、高い山へ行こう!!って言えるような天気がなかなか無くて、先々週は近場の浜石岳へは行きましたが、それ以外は全く山に入っていませんでした。
それでも、7月最後の水曜日、微妙ではありましたがなんとか天気がもちそうって事で、水曜休みグループで山へ。
今回は、恵那山。中央道の園原インター出口からすぐに登山口というアクセスの良さ。百名山の割には地味な山のイメージで、水曜日って事を差し引いても登山者は少なく(すれ違ったのは二人だけ)、コロナの時期としては良い選択だったかと。

6時30分過ぎに登山開始。今回は神坂神社からスタート。
神社スタートって、なんかいいですよね。気が引き締まります。
登り始めて1.5kmくらいはグイグイと高度を稼ぎます。もう一つのコースと合流するころにはフラットなトレイルへと変化。

こんな感じのトレイルがこの先の山小屋まで続きます。登りでも走り続けられるようなトレイル。道幅も十分あるので安心して走れます。
ちなみに、神坂峠まで続くこのフラットなトレイル、1300年前に整備された東山道なんだそうです。京から美濃を通って、神坂峠から信濃の国に入って、東北へと続いていたんだそうです。そんな歴史を知っていると、余計に楽しくなっちゃいます。

最初の休憩地点。萬岳荘。スキー場のロープウェイとリフト、そしてバスを利用することで歩かずにも来れるようです。星空が綺麗なようで、そんなツアーもあるみたい。
ここから、反対方向へ登っていくと富士見台高原。景色の良い展望地だそうです。今日は時間が無いのでパスです。


この先の神坂峠からいよいよ恵那山への登山開始。笹原の稜線で、けっこう景色を見渡せる場所が多く、天気の良い日なら展望を楽しみながらのトレッキングが楽しめそう。今日はちょっと雲が多くて、半分くらいは霧の中。


それでも雲が切れると、中央アルプスや南アルプスの展望が楽しめて、楽しく歩くことが出来ました。

いくつかのピークを越えると、いよいよ恵那山への最後の登りが始まります。それまでのトレッキング的なトレイルから、本格的な登山道へと変化。一気に2100m越えまで標高差500mくらい上り詰めます。


遠くから見ても平らな山頂。歩いてみてもやっぱり平らな山頂。いくつかのお宮を通過しながらまずは山小屋、そしてその先5分くらいで山頂。ここが恵那神社の奥宮のようです。



小屋もトイレも非常に綺麗に整備されていて、さすが百名山って感じでした。小屋裏の岩場が唯一の展望のあるところ。山頂には展望台はありましたが展望は無し。
南アルプスの展望はかなり良いはずなので、山頂でも大展望があればもっと人気が出るのでしょうが、微妙な山頂ですね。途中のトレイルの雰囲気が良いだけに登頂した時の残念感があるんでしょうね。
小屋前の広場で昼食を取って下山。
帰りは、フラットな走れるトレイルでは、トレランモード。かなり楽しく走れました。山で走るなんて久しぶりでしたが、これだけ走りやすいとやっぱりトレイルランも楽しいな~と思わせますね。

総距離23kmくらい、累積標高差2000mと、なかなか登りごたえのあるコースでした。往復9時間と、丁度良い感じで下山完了となりました。
百名山ハンターの間では展望がいまいちで人気が無い山と言われているようですが、今回のコース、走れるフラットなトレイルや、笹原の景色の良い尾根道など、変化に富んだ良いコースだったと思います。次回は秋の紅葉の時にでも訪れたいですね。
しかし、断面図を見るとフラットな山頂が良くわかりますね~。