2021年09月30日
今年のアルプスもそろそろ終盤。紅葉の聖岳~上河内岳

今年も、そろそろ最後のアルプスになりそう。
天気もなんとか良さそうなので、久しぶりの南アルプス南部
前に1回やった聖岳~上河内岳の周回。林道は長いし、累積標高差も3000m越えで日の短い秋は大変なんだけど、紅葉がそろそろ良さそうだと思い決行です。
時間に余裕をみたくて4時30分出発予定も、いろいろあって結局5時15分出発に。夜も明けはじめる時間なので、ほぼヘッドライトいらずでした。


最初は13.5kmほど林道を走る。けっこう舗装工事が進んでいますね。
これから登る聖岳も見えたりして、モチベーションも爆上り。天気も今の所最高。

やっと登山口って感じ。自転車で入山するかたが多いようで、何台も抜かされました。

アップダウンを繰り返しながら、2000mを越えてもなかなかたどり着かない変化に富んだ登りです。
途中の景色の良い岩場からは、虹のかかった滝。こんなの初めて見ました。

この看板まで来れば、あとはフラットな気持ちの良い沢沿いのトレイルを登っていって聖平小屋

今年は営業自粛で、テントと冬季小屋のみ使用可。9月末の平日なんでテン泊者も誰一人居ない寂しい場所でした。

聖平の鞍部まで登ってくると上河内岳~光岳方面が目の前に。少し雲が出てきました。

振り返れば、聖岳がでーんと大きく鎮座しています。
さて、ここからさらに標高差700mアップ。頑張りますか!

小聖です。まだまだ晴天。でも周りは段々と雲が昇ってきます。なんとか山頂まではもってほしいと願いながら、必死で登ります。
このあたりでやっと人と遭遇。ハイカー数人、トレイルランナー二人と会いました。


沼平を出発して5時間40分、やっと聖岳登頂。
赤石岳は雲の中ですが、大沢岳や兎岳はしっかり見えたし、上河内岳もなんとか雲の中から頭を出しています。まずまずの展望にひと安心。
上河内岳方面は雲が濃いので、この後どうでしょう?

聖平まではサクッと下山。
途中、ザレの登りが始まる所の水場はかろうじて採取可能で助かりました。
汲みに行くのちょっと怖いけど。



さて、後半戦、まずは南岳への登り返し。
聖岳への登りでけっこう苦労したんで心配していたのですが、案外サクッと登れてひと安心です。聖岳ほどの急登ってわけではないですしね。それと、この辺りは紅葉も綺麗でした。

振り返った聖岳。すでの雲の中。ギリギリセーフだったようです。

南岳から上河内岳への稜線。ガレの縁を通る所はちょっと怖いですが、その後の庭園みたいな稜線は気持ちち良いです。ガスっていなければこの向こうに上河内岳。

上河内岳山頂。案の定のガスでした。
その後もほぼガスの中。

南アルプスで一番好きな所。本当は正面に上河内岳。今日は残念な景色でした。

ガスが濃いのと、もう30km以上歩いてきて疲れもありで、茶臼岳はパス。
無人の茶臼小屋で水の補給だけして一気に下山です。


みんなの投稿で知ってはいましたが、流された吊橋の復旧作業の為に、こんな奥深い沢に重機たち。びっくりな景色ですよね。

沼平まで戻ってみれば、11時間15分くらいで43kmも走ったり歩いたりです。疲れるわけですよね。でも、静かな秋の南アルプスを堪能できました。
これからはしばらく紅葉が楽しめますね。緊急事態宣言も今日で解除、越県して八ヶ岳あたりかなぁ。
2021年09月16日
富士南麓はやっぱり楽しい。

県境をまたぐな!ってのには違和感はありますが、とりあえず今日は県内の富士南麓で。
富士山スカイラインが不通なので御殿場側から。太郎坊をスタート&フィニッシュにて。
以前開催したマウンテンサーカスのコースをベースに多少アレンジしたコースを設定。
しかし、高鉢駐車場から西臼塚へのトレイルが木の伐採の関係で立ち入り禁止との事が途中でわかり、そこはショートカット。


幕岩を通って、一旦水ヶ塚の駐車場方面へと下る。この区間はこれぞトレイルランって感じのフラットなトレイルが続いて楽しく走れます。森の雰囲気も良いのでスタート直後って事もあって楽しいです。

そこから2合5勺までグンと高度を稼ぐ。1900mまで500mアップ。ちょっと頑張ります。
そして高鉢駐車場までは、またまた走れるトレイル。
沢を何度か渡りますが、今年の夏の大雨の影響でしょうか?かなり深くえぐられてトレイルが不明瞭な場所もありました。


高鉢駐車場で小休止。西臼塚へは下れないので、この先の事を検討しましたが、予定どおり村山古道で6合目まで登りたいので、少しだけロードを下ったところから村山古道へと合流していざハイクアップ。

本来なら西臼塚から6合目までの標高差1200mのアップ予定でしたが、1600mスタートなので900mのアップ。しかしこの道、ほとんど登る人も少ないのか雨の影響なのか、かなり荒れてしまった感じ。倒木も多くて登りにくくなってしまった。
6合目から下っても良かったのですが、ガスっていても風は穏やかなので宝永山に寄り道。
相変わらず登りにくいザレて急な登山道ですね。なかなか1歩が進みません。


一瞬ですが富士山も顔を覗かせたりして、登って良かったです。

ここからはダウンヒル。双子山までは一気ですね。風景も秋を感じる様になってきました。


最後のピークの双子山。いつもは下の山だけしか登りませんが、今回は上の高い方の双子山にも初登頂。急なザレた斜面で思った以上に大変ですね。標高差も130mほど。

太郎坊まで戻って28km、累積標高差2100m程度。富士南麓のトレイルを満喫できました。紅葉の時期にもう一度くらいは訪れたいです。