2018年10月29日
しまだ大井川マラソン 2018 参戦

2018 しまだ大井川マラソンinリバティー 走ってきました。

本当は、KOUMI100マイルから3週間なので、エントリーするつもりは無かったんですが、妻が初フルマラソンにチャレンジしたいって事で、私も一緒にエントリー。
冬のロードシーズンに向けてのロング走って位置づけではないですが、ほぼフルマラソンの練習をしていない段階での走力を見極めて、2月の静岡マラソンへの課題を見つけるのには丁度いかと。目標タイムは、3時間5分~10分って感じです。
去年の台風直撃の天気とは真逆の天気。雲一つ無いような秋晴れ。ただ、昼間はけっこう気温が上がる予報。水分&電解質補給がキモになりそう。
妻には、とにかく前半抑える事と、エネルギー&電解質の補給はしっかりするように、そんなアドバイスをして、それぞれのスタート地点へ。
9:00スタート。
とにかく、今回はどのくらいのペースが適正なのかよくわからないので、前半は4分20秒/kmくらいを目安に、河口方面へと下っていきます。
4分20秒/km程度のペースなのに、サブスリーペース(4分10~12秒くらい)で走っている時の心拍数になっている。この時点で、現在のペースにあまり余裕無し。後半にこのペースを維持できるか心配になりながらも、今日は記録狙いではないので行けるとこまではこのままのペースで。
折り返しの20kmまでは、なんとか多少の余裕を持ちながらもペースを維持。ここまでは下り基調なのでなんとかなりましたが、登り返しはじめて最初の数キロを走ったあたりで、一気に心拍が上がってしまい、20秒程度、歩きを入れて心拍を落ち着かせました。
そして25km地点から一気にペースダウン。4分45秒~5分ちょっとを行ったり来たりのペース。残り17kmがこんなにしんどいレースは久しぶりです。ましてや、ただただ直線のロードを走るリバティーのコースなので余計に長く感じます。所々で応援してくれる知り合いがいなければ、もっと落ち込んでいたかも。
しかも、大エイドでも立ち止まって、チキンラーメンとコーヒーを頂いちゃったりしました。大エイドに寄ったのは初めてです。もっとゆっくりしていろいろ食べても良かったですが、それでもなんとか3時間15分は切りたくて、リスタート。
上流側の折り返しも、相変わらず長いこと。心が折れますね。
早く終わりたい、そんな思いだけでなんとかゴール。
3時間16分59秒。ここ6~7年ではワースト記録ですね。
さて、そそくさと着替えを済ませて、今度は妻の応援。
大エイドを過ぎたあたりで、妻がやってくるのを待ちます。
ペースをしっかり守って、走り続けていれば4時間程度で戻ってくるはず。

そうしたら、4時間5分くらいに通過。かなり苦しそうではありますが、走り続けています。必ずゴールするぞって気合いも感じられたので、大きな声援で残り9kmを見送ります。


1時間ほどすると、上流側の折り返しから帰ってきました。しかもオールスポーツのカメラマンにポーズをするくらい余裕の走り。ラスト700mの掛け声をかけると、ペースアップ。

ゴールシーンも写真に収めたかったのでゴールへダッシュ!!こちらも疲れていて思うように走れず、なんとかゴール間に合ってパチリ!
5時間は少し越えてしまったが、苦しい中にも楽しく走れたようで、ひと安心。初めてのフルマラソンが楽しいか苦しいかで、今後もチャレンジしようと思うかどうかが分かれると思うので、楽しく完走できたことが一番うれしかったですね。
私にとっては、久しぶりの苦しいレースでしたが、妻の完走が嬉しくて、自分の苦しさを忘れさせてくれる良いレースだったかと思います。
妻の今シーズンのフルマラソンはこれで終了ですが、来シーズンは静岡マラソンにチャレンジすると言っています。目標はサブ5だそうです。
2018年10月09日
KOUMI 100 初参戦

KOUMI 100、非常に気になる大会ですが、日曜日・月曜日の開催で、祝日の月曜日でも休みにくい体制のなか、なかなか出場することが出来ませんでした。
今年は思い切って月曜日に有給を取り、土曜日の前日受付も仲間に頼んで、5回目にしてようやく出場できました。おんたけ100マイルが中止となってしまったので、今年唯一の100マイルレース。とても楽しみにしていました。やっぱ初めて出るレースはワクワクしていいですよね。
伝説の八ヶ岳スーパートレイルの流れをくむ大会として、八ヶ岳を舞台とした100マイルレース。ただしワンウェイや1周回での100マイルではなくて、1周32kmを5周。まるでハワイのHURT100のような大会です。
ただし、今年は台風の影響から、一部登山道で崩落があり、下山で使うルートを往復するような形となりました。距離も3kmほど延びるってことですが、5周廻るので15km延びるんですよね~。OSJ発表では175kmですが、もともとのコースも32kmじゃなくて33kmあるとか言われていたんで、36km×5周で結局180kmにはなるんじゃないかと・・・
車中泊して、2時30分起床。満天の星空、さすが八ヶ岳です。
気温は高め、台風の影響でしょう。Tシャツだけで十分そう、インナーも脱ぎました。
ハセツネの裏レースですが、年々人気が高まって、今年のエントリーは400名くらい。その内100名ほどがペーサー付きです。ちなみに私はペーサー無しでの挑戦。いつもの100マイル仲間からは、ウッチーとS井さんが参戦。ウメさんがS井さんのペーサーです。ほかにも何人か知り合いも出ていて、最初の林道以外はすべて往復コースとなった今年は、すれちがいが多く、仲間との出会いも多くて終始楽しく走れましたし、後ろからのプレッシャーも感じながらのレースになりました。

コースプロフィールですが、スタート地点の松原湖スケートセンターから集落を抜けると、まずは林道です。一部雨の影響で川になっているところもありましたが、おおむね良好のサーフェイスです。1周目は元気なんで、ほぼ走れる感じ。実際みなさん走っていました。


登りきると、下山用の林道と合流してからしばらく登ってロードに出ます。ここが本沢温泉の登山口ってことで、本沢のエイドがあります。
ここからは野辺山ウルトラのコースを稲子湯までトレースします。

3kmほど下った後に、1kmほど登り返して稲子湯エイド。
本来は、この稲子湯エイドの少し先からトレイルに入ってニュウの分岐点まで登るんですが、今年はコース変更で、そのままロードをさらに3km近く登ります。


県道に出る少し手前が登山口。(本来は下山口)ここからニュウ分岐点のある2180m地点を目指します。前半は非常に走りやすいトレイルが続きますが、一転、後半は2度訪れる激登りに音をあげそうになります。

このコースを再び本沢エイドまで戻って、今度は別の林道を下って松原湖スケートセンターへ。こちらの林道のほうが荒れている感じ。とくに下り始めは走りにくかったです。それでも、土が露出している部分がはっきりしているので、足の置き場をしっかり見定めれば、案外走りやすかったりします。ヘアピンカーブが現れれば、グングン高度を下げていって集落に。そして畑の中を抜ければゴールです。
林道・トレイル・ロード、いろいろなサーフェイスがミックスした面白いコースだと思います。昔は、トレイル率(特にシングルトラック)にこだわった大会が多かったし、それが売り物だったりしましたが、こだわり過ぎて、むりやりなコースになるくらいなら、小海のこのコースのほうがよっぽど楽しめるかもしれません。丁度紅葉の時期と重なるので、トレイルじゃなくても、ロードの区間でも見事な紅葉で景色が楽しめるんですよね。


1周目。
早朝5時、まだ暗い中でのスタート。すぐに明るくなってきますが、序盤は薄暗い林道なので、ヘッドライトのお世話になります。序盤なので、数珠繋がりで林道を駆け上っていきます。5周も廻るのに、抑えてるつもりなのに、周りのペースにつられて、やっぱり走っちゃいますね。
水分もほぼ満タンのままなので、本沢エイドはスルー。気持ち良くロードを下り、そして登り返しのロードも半分以上走って、稲子湯エイド。まだ水くらいしかないですが、ここからニュウの往復なので、水を満タンにしてリスタート。3km弱のロードからトレイルへ。
緩く登る前半、たまにフラットになれば走って、これまた気持ち良く高度を稼ぎます。
そして、激登りの斜面が突然現れます。どこがコース??みたいな場所で、岩と岩の間の踏み跡を確認しながら、そして案内テープを探しながら登ります。1周目なので前走者を追いかければいいですが、夜間だとちょっと戸惑いそうな場所ですね。一旦フラットになった後の2度目の急斜面を登りきって、やっとチェックポイント。う~ん、あと4回もここに来なくちゃいけないと思うと・・・
八ヶ岳の土質って滑りやすいけど、ここもやっぱりです。激下りは同時にスリッピー。当然ですが飛ばせません。慎重下って、緩やかになってから、ようやくトレイルランニングです。ここの下りは本当に楽しかったです。
この後の稲子湯エイドを挟んでのロード区間。地味にキツかったりします。1周目はまだ元気なので良いのですが・・・・
さあ最後の下りの林道。この下り苦手です。同時に下り始めても、あっと言う間に皆さん居なくなっちゃいます。どうしたら林道の下りが速くなるのか?
そんなこんなで、1周目、4:52:38 区間順位38位
まずまずのペース
2周目
おそばを1杯、ジェルを補給してスタート。
いきなりロードで脚が重たい。林道に入ると、全然走れません。しかも、まだ真昼間なのにちょっと睡魔。路肩でちょっとだけ休憩しちゃいました。

そんな休憩を、知り合いに激写され!
この周回は、序盤の割に苦労しました。暑さもあるでしょうが、それよりも1周目を頑張り過ぎたのかも。それでも、まだ昼間の周回、景色も楽しみながら、そしてエイドでも少しづつ食べ物が増えていって、そんな楽しみも見つけながら、なんとか明るいうちにスケートセンターへ。
2週目 6:11:05 区間順位93位 区間順位ワーストでした。この区間相当疲れました。
3周目

夜間走行の始まりです。
ここで、すぐ後ろを走っていたS井さんが追いついてきました。ロード区間を一緒に進みます。
と、ここでサプライズ。水曜日の早朝の練習会にたまに参加させてもらっているラウンド5のメンバー3人組に遭遇。熱い声援もらいました。
この周回は、山登り区間が始まる頃から絶好調!登りも下りもグイグイ行けたし、その後のロードも、かなりの区間走り通せたりして、1周目以上に楽しく走れたかも。
3周目 6:43:33 区間順位39位 タイムは遅くなっているけど、区間順位を見るとまずまず。
4周目
この頃から、麓以外は、霧と霧雨に悩まされます。結局、最終周の途中まではずっとでした。ただし、標高1800mくらいより上は大丈夫という変な天気でした。
この周は、とにかく睡魔との戦い。何度か我慢できなくなって路肩で仮眠。時間を確認していないのでどのくらい眠っていたか判りませんが、周回タイムを見る限り、かなり寝てしまっていたのかも。でも、さすがに真夜中は寒さがそれなりで、じっとしていると震えがくる感じ。途中からウィンドシェルを着込みました。
最後に林道を下る頃には明るくなり始めて、やっと睡魔ともおさらば出来ました。
4周目7:49:53 区間順位69位 これだけ時間がかかっているのに区間順位が69位ってことは、皆さんやはり睡魔と闘っているのでしょうか?この睡魔を克服できれば、まだまだ時間短縮できるでしょうね。
5周目
泣いても笑ってもラスト1周。あと1周になると、心に余裕が出ますね。辛いはずなのに頑張れます。でも、さすがに山登りの激坂区間は、今までのどの周回よりも大変でした。足がまったく上がりません。ロード区間も、登りはすべて歩き通しました。エイドも10回もお世話になって、これだけ同じエイドを通過するレースも他には無くて、最後は皆さん総出で見送ってもらって、ちょっと感激。
そして最後の林道を下れば後はゴールまでロードの2kmを残すだけ、ゆっくりとですが、しっかりと走って最後のゴール。
このゴールも、OSJのタッキーさんがずっとゴールアナウンスをしてくれていて、周回が終わる度にゼッケンNoと名前を呼んで出迎えてくれ、出発するときにも同じように見送ってもらって、周回コースの良さを実感できました。


で、結果は、32時間36分34秒 総合33位/326人 年代別3位です。(1位から3位まで14分以内と激戦でした)
ちなみに、エプソンのGPSウォッチで181.9km、カシミールでデータ確認すると185kmでした・・・
30時間超のレースは、第1回のUTMF以来。やはり30時間を超すと長いですね~。久しぶり、それこそ第1回のUTMFぶりに、レース中に幻覚を見ました。
今回、補給をほぼすべて粉飴にしました。(予備でジェルは持ちましたが、トレイルバターを一つ食べただけです。)1.5kg分持って行って、1.2kg分(4500kcal)を摂取です。後はエイドで、スープや味噌汁、おかゆ。それからスタート&ゴールで毎週回ごとにアミノ酸とお蕎麦を食べました。まずまず補給はできていたかなと思います。
5回目にしてやっと出場できたKOUMI 100ですが、予想以上にキツいレースですね。制限時間もキツいですが、一旦麓まで下ってきて、何度も何度もニュウ分岐へ向かうメンタルのキツさが想像以上でした。知り合いや仲間がいるから頑張れるのかも、もし単独で参戦していたら最後までいけるのか?そこまでメンタルは強くないかも・・・
今はまだ来年の事は考えられないですが、もしかすると、また出たいなんて思う自分がいるのかもしれません。