2022年08月16日
光岳ヘ、テントを背負って。

お盆休みの15日〜16日、どこかヘ1泊テントで。
前線の影響で北や中央アルプスはイマイチな予報。なるべく前線から離れている南アルプスでも、さらに南部の光岳に決定。2日目の天気が良ければ上河内岳のピストンも追加で。
15日、5時過ぎにスタート。まだ晴れ間が出てるし、稜線も見えています。せめて茶臼岳までは晴れていればと急ぎます。

去年は工事中だった吊り橋も綺麗に掛け替えられて、これで安心して渡れます。

やっぱりと言うか、茶臼小屋まで来ましたが、上はガスの中。雲の切れ間からの景色を期待して稜線へと登ってみると・・・暴風です
流石にTシャツに短パンは非常識かと思い、上だけウィンドシェルを羽織って風を防ぎながら登頂。

ガスだけならいいですが、風が半端なく、写真を一枚だけ撮って先を急ぎます。
茶臼岳から少し降れば、二重稜線になるのでウソのように穏やかに。雰囲気の良い稜線なのでガスの中でも歩いていて気持ちいいです。
希望峰の手前でもう一度だけ暴風の稜線がありますが、その先はずっと樹林帯。

木に付いたガスの露が風に煽られて落ちてくるのが、少しだけ気になりますが、濡れるほどでもないので、涼しくて快適です。この区間のトレイルは走れるような所も多くて、こんな天気でも樹木が風を遮るので今日みたいに強風の日でも楽しく歩けます。

易老岳を越えて2200mの鞍部まで下れば、ここからは光岳への登り返し。まずは250mアップで静高平の水場ヘ。
ガレた岩がゴロゴロの沢沿いのルート。岩が濡れているので滑らないように注意。帰りが怖いです。
ちなみに帰りにここでスマホで通話できたのはビックリ。沼平にドコモの基地局が建ったのが影響してるのでしょうか?

静高平で水補給。テン場で使う分も入れていきます。高山植物はもう少ないですが、トリカブトはいっぱい咲いていましたね。

登りきってもガスの中。光小屋もあと少し。

7時間ちょっとで小屋に到着!
テン場もまだテントは一つだけ、自由に場所が決めれるので一番奥に。

2時間後にはぎっしりでした。


テントを張った後に、光岳山頂と光岩、やっぱりガスですが、たまに雲が流れて晴れ間も見えたりしてました。

イザルヶ岳も初めて行きましたが、やっぱりガス。ここは晴れていればパノラマの景色なのに。


夕方一時的に雨が降りましたが、その前後には少しだけ景色が。今回唯一の展望を楽しめました。
小屋からすぐの水場降り口のところで景色を楽しめましたが、スマホの電波もここならバッチリ。

今回の夕食。メスティンで炊いたご飯にレトルトのサンマ。それにアマノフーズの野菜カレー。

おかわりで、アマノフーズのクリームパスタを追加。
ビールは350缶が800円なので、1本だけ。
翌朝、4時起き。隣の高校の山岳部のパーティーはもう出発した後。私も山岳部時代に暗い中ヘッドライトで出発したのを思い出してました。

朝食は、またまたアマノフーズ。にゅうめんです。
2日目は、昨日以上の強風。
この時点で上河内岳は断念。のんびり戻ります。

希望峰を越えて、樹林から森林限界ヘ。
凄い突風!まるで台風みたい。雨が降ってないのが救いですねー。

茶臼岳を越えたら、雷鳥さんが。この天気だから出会えるかな〜って思っていたら目の前に、って感じて現れました。しばらく登山道を先導してもらえました。
茶臼小屋まで下れば平和が待ってました。
2200m地点の倒木ベンチでレインも脱いでいつものTシャツ短パンに。
あとはひたすら下ってフィニッシュ。
帰りは6時間15分くらいでした。

沼平に出来たドコモの中継局
これは非常に助かりますね〜。

お昼に下山だったので、白樺荘ではお風呂プラスしてお昼ご飯も。カツ丼美味しかったです。
天気はイマイチでしたが、急な山行でもテン場の予約がいらない光小屋は正解でした。行き帰りの樹林帯も快適だし、光小屋周辺もいろいろ散策出来て楽しめました。
でも次は快晴の光小屋からの展望も楽しみたいですねー。
Posted by ひでたろう at 21:13│Comments(0)
│山登り