2021年06月10日
鳳凰三山 大周回(御所山・千頭星山から)
少し前から、行ってみたいね~と話していたルート。
青木鉱泉から御所山~千頭星山~大馴鹿峠~苺峠のルート。
御座石鉱泉を基点に鳳凰三山を含めた周回路にて行ってきました。
長時間行動が予想されたので4時スタート、まだ薄暗くて青木鉱泉まではヘッドライトにて行動でした。
御座石鉱泉から小さな山越えで青木鉱泉、ここでの渡渉で危うくソックスを流しそうになるハプニングがあったメンバーもいましたが、無事に回収。
この橋を渡れば、いよいよ御所山への取り付き。一般道ではないので登山口の表示も無さそうだし、ピンクテープだけが頼り。踏み跡もうっすらありますが、間違った踏み跡や獣道もあるので、下ばかり見ているとルートを外してしまいます。
何度かピンクテープを見失いましたが、最近はスマホのアプリで現在地も判るし、正しいルートも判るので、それで確認しながらルートを探して進みました。
やっと御所山の尾根に。ここからは尾根通しに登るので、やっと地図アプリに頼らず登れるように。
徐々に笹が深くなっていきますが、踏み跡もあるし獣道に迷い込んでも、尾根に乗り直せば正し良い踏み跡に復帰できるので気楽に登れます。
木々の間から今日向かう鳳凰三山を眺めながら高度を上げれば、御所山到着。看板だけがある景色のないひっそりとした山頂。写真だけ撮って千頭星山を目指します。
御所山以降は緩やかな笹原の稜線。一気に気持ち良い係数アップ。天気も最高のようで千頭星山まではハイキング気分で進めました。
富士山や八ヶ岳も顔を出す。
甘利山からのルートと合流すると、千頭星山までは一般路。全然違いますね。歩きやすい。
で、あっという間に千頭星山。展望はありませんが、広くて休憩にはちょうど良い感じ。
ここから第2ラウンド。大馴鹿峠への下り。
山頂からしばらく歩くと、好展望地。正面に大きなガレ、その奥に鳳凰三山。
あのガレの際を登っていくんですよね。
まずは核心部の下りです。
ちょっとした岩場。たしかに下はちょっと怖いですが、ロープも何本かフィックスされているし、足場もちゃんとあるので、注意して下れば問題なし。
その先のロープ。ここはちょっと長い下りですが、ザレた足場に気をつければそれほどの恐怖感もなく下れます。
痩せ尾根が多いですが、慎重に行動すればそれほど問題無いと思います。
千頭星山から250mダウンで大馴鹿峠。
ここ良いですね~。広くて緩やかな斜面の笹原。まるでスキーのゲレンデみたい。
テン泊とかしたら絶対気持ちいいところですよね。
さて、ここから登り返し。最初はガレの際を登ってしまいルートロスト。少しトラバースして復帰できました。
今日一番の急登ですね。一気に600mのアップですが、それ以上に感じました。一般路ほど整備されていませんのでルート確認しながら登らなくてはいけないし、けっこう段差も大きいところもあるし、いや~ホント大変でした。
苺平からは一般路に復帰。一気に歩きやすくなりますね。
程なくして南御室小屋です。ここで小休止。コーヒータイムです。相変わらずの好天、山頂からの景色に期待大です。
やっと森林限界を越えて、薬師岳。
残雪の白根三山がいいですね~。
気持ちのいい稜線歩きが待っていました。下界は暑かったようですが、ちょっと涼しく風も穏やかで最高でした。
観音岳まで登れば、地蔵岳から早川尾根、その奥に甲斐駒、右奥に仙丈ヶ岳、正面には相変わらず白根三山。振り返れば奥秩父から八ヶ岳。ぐるり絶景です。
しかも、いつもなら昼間の時間だと雲が湧いてしまって見下ろせない北杜市の大地から甲府盆地にかけても見渡せます。まさしく絶景。ラッキーな日に登れました。
観音岳からは大きくアップダウンで地蔵岳。さすがに疲れてきましたが、まだまだ最後の下りが残っています。
すでに10時間くらい経過していますが最後のひと踏ん張り。
鳳凰小屋でトイレ休憩をはさみながら、御座石鉱泉まで一気です。
結局、12時間40分での周回でフィニッシュ。
早朝からよく歩きました。さすがに疲れますね~。
御座石鉱泉・青木鉱泉基点での、最も大回りの周回ルート。なんとか日帰りで楽しむことができて良かったです。しかも南御室小屋までの登りも変化に富んだコースなので飽きずに登れて、良いコースだと思います。
23.5km・累積標高2743mでした。
今回出合った花たちです。
Posted by ひでたろう at 17:47│Comments(0)
│山登り