走ったり登ったり・・・

やっと夏山です。
とりあえず、日帰りでの北アルプス。４年前に雨で断念した鹿島槍ヶ岳。


貴重な日曜日休みなので、仲間をさそってのパーティー登山になりました。




扇沢の駐車場には5時すぎには到着。幸い柏原新道横の駐車場に止めることができ、手早く準備をして5時20分には出発。






種池山荘までのこの登山道。初めこそ樹林帯を登りますが、途中からは斜面をトラバースするように高度を上げます。なので、片側はずっと景色を眺めながらの登山となるため、針ノ木岳からの稜線を、つねに視界に入れながらなので、今回のように天気が良い日は、飽きずに登れますね～。



そのうち種池山荘も稜線上に見えるようになってきて、ひと頑張りすれば種池山荘のある稜線に。




いままで眺めながら登ってきた針ノ木岳からの稜線に加えて、これから向かう爺ヶ岳～鹿島槍ヶ岳、さらに立山～剣岳への稜線など、360°のパノラマが待ってました。




さて待望の稜線歩きです。このルート、初心者にもお勧めとあって、ほとんど危険な場所もなく、急な登り下りもほとんどなく、またお花畑も点在していて、常に剣岳は正面に見えているしで、なかなか最高な稜線ですね。しかも、ピストンだと、途中にある種池山荘・冷池山荘に２回づつ寄る事もできて安心です。




まずは爺ヶ岳。三角点は中峰にあります。南峰のほうが広いし賑やかですが・・・





快適な稜線歩き。今回は登山なんで、恰好こそトレランスタイルですが、一歩も走っていません。夏のアルプスは、のんびりトレッキングが最高ですね。






お花畑もまさに良い季節。色とりどりの花を見る事ができました。




鹿島槍ヶ岳に近づくにつれて雲も多くなってきてしまいましたが、なんとか晴れ間のなかでの登頂です。さすがに、高度感のある山頂。思ったよりも広い山頂で、時間があればのんびりしたい場所ですね。






鹿島槍ヶ岳って双耳峰、すぐ北側に北峰があるんで、そこも往復。ただ、ここからは、今までの快適トレイルから、ちょっとだけ岩場の下りが・・・もちろん距離も短いし慎重に下れば全く問題ないですが、高度感もそこそこあるので、十分に注意しての歩きです。





30分もしないうちに北峰に到着。振り返れば、南峰がドンと格好いい姿を見せています。
こちらは、少し狭い山頂。ここまで来る登山者も少ないのか、静かな山頂でした。






本当は、ここから北に延びる八峰キレット越しの後立山連峰を眺めたかったですが、ガスに阻まれて、白馬岳の山頂部くらいしか見えませんでした。





帰りはさらにガスが濃くなって、冷池山荘あたりは真っ白だったんですが、爺ヶ岳に戻った頃には、またすっかり雲が取れて良い景色の中の下山ができました。しかしさすが人気の山、多くの登山者とすれ違いました。このあたりは南アルプスとは違いますね～。



GPSウォッチ計測で、23ｋｍ・累積標高差2500ｍ。日帰りではこのくらいが最長ですかね。これ以上になると、ある程度走って、トレランモードにならないと・・・でも、人気の山はいろいろな人が歩いているので、走るような場所は無いと思うから、これでいいと思います。やっぱり夏山は、カップ麺食べたり、景色や花の写真をとったり、そんな山歩きが楽しいです。