2018年08月06日
中央アルプスに涼を求めて!

今回は、日曜日に休みが取れたので、仲間と一緒に夏山へ。
いつもの100マイル仲間の二人と一緒に、三人パーティーで。

中央アルプスは、空木岳を中心に考えたコース。
当初は、南駒ヶ岳を往復してから檜尾岳への周回ルートを考えていましたが、空木岳に登った段階で、予定より時間がかかっていまして、その後のコースも初コースで、どのくらい時間がかかるか読めないのもあり、結局南駒ヶ岳はパスして、檜尾岳への周回コースとしました。結局、下山時刻は16時を過ぎてしまい、南駒ヶ岳を回避して良かったです。
駒ヶ根高原を基点としましたが、駒ヶ根高原って中央自動車道の駒ヶ根ICを降りて5分と、メチャクチャ便利な所。静岡を2時に出発しましたが、5時過ぎには到着。出発も5時30分と、予定より30分早めに登山開始となりました。いつもの100マイルメンバーですが、今回はトレイルランではなくて登山です。スタイルこそトレランスタイルでしたが、最後の県道以外は全く走りませんでした。
空木岳を始め、今回の山々は3人とも全くの初めて。とってもワクワクする登山です。

スタート地点の駒ヶ根高原スキー場の駐車場。
早朝はちょっとひんやりした空気で清々しいです。ここから始まる池山尾根。900m~2860mへと、標高差1960mを9kmで登ります。甲斐駒の黒戸尾根ほどではないけど、なかなか登りごたえのある尾根道。

スキー場から、林道終点の駐車場までは、けっこうな急登。滝汗かいて登って行きます。
そして駐車場のトイレ裏からさらに登って行くと、池山のハイキングコースに合流。



池山周辺は、ハイキングコースとして整備されていて、とっても歩きやすいです。道幅も広いし、勾配も手ごろ。アルプスに登っているってより、低山ハイキングって気分で高度を稼ぎます。


2000mを越えるあたりから、登山道の様子もアルプスっぽく。梯子に鎖、痩せ尾根と、いよいよアルプス登山って感じに。
避難小屋への分岐を過ぎれば、一気に景色が広がります。


天気は快晴。尾根越しには宝剣岳と千畳敷カール。そして見上げれば空木岳がデーンとそびえています。日差しが強くてかなり暑いですが、涼しい風が吹けばやはり高山。下界とは雲泥の差。やっぱり夏はこれですね。

残り300mの標高差も、こんな景色ならあっという間、山頂直下の駒峰ヒュッテで小休止してからの空木岳山頂!!

2864m空木岳 本日の最高峰です。

最高の天気での360パノラマ。
カッコいい南駒ヶ岳への稜線。

木曽駒ヶ岳への長い稜線。今日はこっちへ。途中に小さく見える小屋が、檜尾避難小屋。あそこへ行きます。

見下ろせば、駒峰ヒュッテと今登ってきた池山尾根。その向こうに南アルプス。この時間では、まだ南アルプス全山見えていました。
駒峰ヒュッテで少し長居したのもあり、すでに4時間経過。この時点で南駒ヶ岳を諦めて、檜尾岳方面への主稜線へと。時間に少し余裕が出たので、ここからは完全にトレッキングモード。一般ハイカーと変わらないようなスピードで、稜線の散歩を楽しみます。



楽しむって言っても、この稜線一筋縄ではいきませんでした。空木岳からの350m急下降した木曽殿山荘。


そして登り返した東川岳から、檜尾岳までの稜線。
足場の良い所はあまり無くて、あってもトレイルが狭くて、ハイ松地獄。短パン姿では難儀しました。
それに、所々現れる岩場。慎重に通過すれば問題ないですが、とにかく時間のかかる稜線ですね。



結局、空木岳から檜尾岳まで3時間半もかけて楽しみました。地味な稜線かと思っていただけに、思った以上に楽しめる稜線で来た甲斐があるってもんです。

檜尾避難小屋でトイレ休憩の後は、1400mのダウンヒル。下り始めこそ、狭くて歩きにくいトレイルですが、標高が下がるにつれて歩きやすくなり、2000mを切るあたりからは、物凄く快適トレイル。

今日は、歩きに徹してますが、ひたすらガンガンに走って下れるトレイルです。同じ中央アルプスの桂小場の下部に似ていますかね?
今日歩いた、池山尾根も檜尾尾根も、前に行った桂小場からのトレイルもそうですが、非常に手入れの行き届いたトレイルが多くて、中央アルプス、なかなか良いですね~。高速使えばアプローチも簡単だし、もう少し通ってもいいかな?

15時30分やっと下山して、県道へ出ました。後は5kmちょっとロードを走って下るだけ。しかし下界は暑いですね~。黒川平駐車場にあった温度計を見たら、この時間でも30度ありました!!
16時10分、駐車場に戻ってきました。結局10時間40分もかかってゴールでした。
距離27km、累積標高差2800mくらいでしょうか。
下界の暑さを忘れて、最高の天気の中、天空の散歩を楽しめて、日帰りですが夏のアルプスを満喫できました。普段あまりアルプスに行かない二人も大満足だったようです。
もちろん 〆は、温泉とソースかつ丼。
Posted by ひでたろう at 18:13│Comments(0)
│山登り