走ったり登ったり・・・

今月末に、七面山に登る身延山修行走が開催されますが、そのレースと同じ七面山に登るコースが、静岡側にあります。


梅ヶ島温泉から八鉱嶺に登って、そこから稜線沿いに七面山に行けるんです。最近、そのコースを往復することを、裏修行走とか言って地元静岡で少しだけ流行っています。


今週の水曜日、天気は最高の予報。私も七面山の稜線を久しぶりに走ってみたくて行ってきました。でも、どうせ行くならもう少し遠回りしたい。で行きは山伏経由の遠回りコースです。


FBでそんな告知をしたら、奥ちゃんが一緒に行きたいとの事、ただ山伏経由はちょっと大変なので梅ヶ島温泉スタート。途中、大谷崩れとの分岐で車から降ろしてもらって、私は西日陰沢をスタートです。ここから、奥ちゃんを追いかけます。


やっと明るくなった６時スタート。まだ日の光は稜線にしか届いていません。さすが１１月、かなり寒いですね～。標高900ｍの登山口付近でも、かなり紅葉が進んでいます。




久しぶりの西日陰沢コース。紅葉を楽しみながら高度を稼ぎます。途中の蓬峠前後が紅葉のピークでしょうか？笹山からの稜線に乗る頃には、もう紅葉終盤で冬景色に変わりつつあります。



１時間30分程度で山伏山頂へ。寒いです。短パンTシャツはちょっと無理がありますね。（でも走っている時はちょうどいいんです）




雲一つない快晴。富士山も南アルプスも見放題です。


さて、ここからが快適稜線のトレイルラン開始、七面山までずーっと稜線ランができます。





稜線からの風景。日陰は完全に冬景色。
凍った落ち葉に霜柱。風景からも寒さが判ります。


でも、そんな降雪ちょっと前の稜線は別格に良いですね。柔らかな太陽光線でキラキラしています。空気も澄んでいるので走るのが楽しくなります。





でも、そんな気持ち良く走っていられたのも大谷嶺あたりまで。


徐々に呼吸が苦しく、特に登りはゆっくり登山とさほど変わらなくなってしまいました。まだ完全に風邪が抜けきっていないのでしょう。八鉱嶺の急登にはかなり苦労しました。



で３時間ちょいで八鉱嶺です。いよいよ七面山への稜線に突入。ただ、ペースはちょっと落して、それなりに気持ち良く走れる、歩ける、そんなペースで。




安倍奥の稜線もいいですが、それ以上に人が入らない稜線。トレイルもピンクテープが無いと良くわからない区間もあったりして、まさに自然の中で走っているって実感が湧きます。



広い稜線から痩せ尾根、表情をどんどん変えながら進んで、パッと展望が開けると希望峰。南アルプスが一望できる展望台です。


ここでしばらく景色を楽しめば、目指す七面山はもうすぐ。


ここから先は、ぐっと森が明るく、開けてきます。この稜線で最高のトレイル区間で、ゆる～くふかふかトレイルを登って行けば七面山の山頂。
残念ながら山頂からは景色はないですが、開けた山頂は休憩するのは良いところ。あとは20分も下れば敬慎院です。



こちら側もふかふかトレイル、気持ち良く下れます。



奥ちゃんに遅れる事15分程度で到着。やっぱり追いつけませんでした。



敬慎院は、身延山修行走レース当日は、折り返し地点でありランナーを温かく迎えてくれるエイドステーションになります。今回も奥ちゃんのはからいで事前に連絡もしてもらってあったので、温かなもてなしを受けることが出来ました。おしるこにコーヒー美味しくいただきました。



さて、帰路は山伏方面には行かずに梅ヶ島温泉に下るルート。あと10ｋｍほどです。奥ちゃんと二人でのんびりトレッキングモードで自然を楽しみながら歩いて帰りました。往復コースですが、行と帰りでは目線が違うので、行きとは変わった表情のトレイルを楽しみながら歩けたと思います。




さらに八鉱嶺から下っていくと紅葉の見事な事。中段にある駐車場より少し上あたりがピークでしょうか？夕日に照らされた紅葉が最高でした。


梅ヶ島温泉に３時過ぎには下山です。約30ｋｍ、９時間の素敵な旅でした。もちろん温泉に入って一汗流したのは言うまでもありません。露天風呂から見える紅葉した山並みも素敵でした。

やっぱり山は秋が最高！！