2012年05月23日
UTMF後半戦
さあいよいよ後半戦
こどもの国でもゆっくり準備。ドロップバッグから必要な食糧なんかを入れ替えるけど、あまり消費してない。
エイドの食事でそれなりにカロリー補給できてるからな~
しばらくは日陰の涼しい林道をひたすら下る。
ちゃんと手入れされた植林帯ですが、せっかくの富士山はちっとも見えなく残念な区間です。
そしていよいよ送電線区間へと入っていきます。
でも、ずーと送電線下を通るわけじゃなくて、あっちへ行ったりこっちへ行ったりとくねくね進んで、いまどっちに向いてるの状態。思ってる以上にアップダウンも多いしね。
そうこうしてるうちにエイドじゃなくて水だけのWS山北に到着。本当に水だけなのね。一応トイレも寄って、すぐリスタート。
ここからが、本格的な送電線区間って感じ。ゆるーくアップダウンを繰り返しながらも下り基調に。
はるか彼方に、これから挑む天子山塊が・・・遠い・・・
たまに、こんな大きなアップダウンも。暑さも加わって、だんだんと日陰が恋しくなります。(ほんと日陰が少ないんだよね)
STYの選手なら、まだ足がフレッシュだから、気持ちよく飛ばせるトレイルなんだろうけどね。こっちは必死です。
そして送電線区間の終わりに、こんな絶景ポイントが。
静岡県側随一の富士山ビューじゃないかな?不眠で走ってきた体では、この芝生に寝転んだら、3時間は起きないだろうね。
ここから、しばらく行けば西富士中学のエイド!!
やっとここまでやってきました。
この後の天子山塊越えを考えると、こどもの国が折り返しじゃなくて、ここ西富士中学が折り返しだと思う。
十分の補給(アラジン河合店長荷物ありがとう)と、食事で山越えだ~!!
水もたっぷり2Lも持ってしまった。かなりの重量増です。
このエイドでは河合店長はじめ、海野くんに、にぎやかなアラジントレラン部婦人部も集結、熱い声援もらいました。ありがとうございます。
ここからが試練の始まり!
登れば登るほどに急斜面になっていく天子ケ岳への登り。睡魔も襲ってきて、さすがボスキャラ前衛って雰囲気。
やっとのことで山頂に到着して倒れこんでいると、もうSTYの選手が・・・
やっぱりトップはこの人、宮原選手。と~っても涼しい顔して走って登ってきました。恐ろしや・・・
さて、自分も再スタートだ~なんて進み始めたのですが、気になりだしてた右膝が、とうとうやばくなってきた。特に下りで激痛が走るようになってきた。大きな段差の下りはいけない。ストックに寄りかかりながら慎重に下っていく。
まだまだ序盤の天子山塊、無事に越えられるのか不安になり始めたころです。
ただ、不思議と、やめたいって発想は無かったよ。動けなくなってリタイヤって事は思ったけど、自ら辞めようって発想は最後まで出なかったんだよね。楽しかったんだと思う。
お腹の調子も、完全に戻ったわけではないし、もう下りは走れない。
開きなおりました。とことん歩き通して完走だ~って。時間も十分あるしね。
もう楽しんだもの勝ちでしょ!
で、速いSTYの選手に道を譲りながら、もうトレッキングモードです。
熊森山の急登も、毛無の急登も、余裕をもって挑めたので、思っていたほどの苦労もなく通過。っていうかその後の下りのほうがよっぽども大変でした。ペース良く下ればなんてこと無いんだろうけど、足を庇って下ると、怖い怖い。余計にスローダウンです。
毛無山山頂は、雨と霧。寒かったです。実際4時現在で、4度だったそうです。
毛無山を過ぎると、STY参加の、アラジントレラン部の速いメンバーも抜いていきます。
タケさん、モロガさん、2人は好調のようです。軽快に下っていきました。かなり速い順位をキープしてるみたい。そのままゴールまで突っ走ってほしいです。
雨ヶ岳まで下ると霧も晴れて、幻想的な富士山が顔を出しました。
もう暗くなってしまうので、これが最後の富士山ビューになるでしょう。
雨ヶ岳からも、一歩一歩慎重に、端足峠に下る頃には真っ暗に。
後は竜ヶ岳越えだけ、山頂までは難なく到着。振り返ると雨ヶ岳から下ってくる灯りが列をなしています。皆必死で下ってるんだよね。で問題の竜ヶ岳の下り。
ここの下りは嫌ですね。九十九折の下りが永遠に続くみたいに下っていきます。
走れはしないけど、それほど急斜面ではないので、最速の歩き下りで本栖湖まで。
あとは、ロードと足和田山越えだ~。もう、もらったようなもん!
本栖湖で。しっかり給食。
カレーをいただきました。と~っても辛いカレー。
胃が疲労したランナーにはちょいとツラいカレーでした。
フラットになればなんとか走れる。でも、さっきのカレーが落ち着くまでは歩こう。
国道のトンネルを潜ったところからランの再開。
精進湖民宿を越えて、長い国道のロードを超えて、最後のエイド鳴沢です。
水だけだと思っていたけどエナジードリンクが。もちろん1本もらって体力回復??
さあて最後の山越え。足和田山。
普段ならなんて事のない山。たぶん走って登りきれちゃう。
でも、今日は違う。まあなんて長いんだろう・・・って思うほど緩やか~に登っていく。
もういい加減いやになる頃にやっと山頂。
この山、登り(西湖側)は、緩やかなのに、下り(河口湖側)は、けっこう急なのね。
痛む膝には優しくない下り。でも、本当に最後の下り。なんとか下りきって河口湖に帰ってきました。
後はゴールまでのビクトリーロード。
湖畔の遊歩道を、歩いたり走ったり。
八木崎公園からは、
もちろん走りましたよ。最後くらいはしっかり走らないとね。
夜中の2時過ぎ、ゴール付近以外には人気のないひっそりとした湖畔。
それでも、ゴールでは、熱い声援をもらいながらのゴール。
35時間19分。今までの最長時間です。
去年のおんたけウルトラの1.5倍以上!!
このコンディションで、よくゴールできたと思います。
でも、ほんと楽しかったです。トラブル続きだったのに、やめたいなんて一度も思わなかったから。
これで、富士山1周、0泊3日の旅は終了です。
あっ秋には、八ヶ岳1周 0泊2日の旅です。
ご一緒したい方、ランネットでポチっとしてください。
こどもの国でもゆっくり準備。ドロップバッグから必要な食糧なんかを入れ替えるけど、あまり消費してない。
エイドの食事でそれなりにカロリー補給できてるからな~
しばらくは日陰の涼しい林道をひたすら下る。
ちゃんと手入れされた植林帯ですが、せっかくの富士山はちっとも見えなく残念な区間です。
そしていよいよ送電線区間へと入っていきます。
でも、ずーと送電線下を通るわけじゃなくて、あっちへ行ったりこっちへ行ったりとくねくね進んで、いまどっちに向いてるの状態。思ってる以上にアップダウンも多いしね。
そうこうしてるうちにエイドじゃなくて水だけのWS山北に到着。本当に水だけなのね。一応トイレも寄って、すぐリスタート。
ここからが、本格的な送電線区間って感じ。ゆるーくアップダウンを繰り返しながらも下り基調に。
はるか彼方に、これから挑む天子山塊が・・・遠い・・・
たまに、こんな大きなアップダウンも。暑さも加わって、だんだんと日陰が恋しくなります。(ほんと日陰が少ないんだよね)
STYの選手なら、まだ足がフレッシュだから、気持ちよく飛ばせるトレイルなんだろうけどね。こっちは必死です。
そして送電線区間の終わりに、こんな絶景ポイントが。
静岡県側随一の富士山ビューじゃないかな?不眠で走ってきた体では、この芝生に寝転んだら、3時間は起きないだろうね。
ここから、しばらく行けば西富士中学のエイド!!
やっとここまでやってきました。
この後の天子山塊越えを考えると、こどもの国が折り返しじゃなくて、ここ西富士中学が折り返しだと思う。
十分の補給(アラジン河合店長荷物ありがとう)と、食事で山越えだ~!!
水もたっぷり2Lも持ってしまった。かなりの重量増です。
このエイドでは河合店長はじめ、海野くんに、にぎやかなアラジントレラン部婦人部も集結、熱い声援もらいました。ありがとうございます。
ここからが試練の始まり!
登れば登るほどに急斜面になっていく天子ケ岳への登り。睡魔も襲ってきて、さすがボスキャラ前衛って雰囲気。
やっとのことで山頂に到着して倒れこんでいると、もうSTYの選手が・・・
やっぱりトップはこの人、宮原選手。と~っても涼しい顔して走って登ってきました。恐ろしや・・・
さて、自分も再スタートだ~なんて進み始めたのですが、気になりだしてた右膝が、とうとうやばくなってきた。特に下りで激痛が走るようになってきた。大きな段差の下りはいけない。ストックに寄りかかりながら慎重に下っていく。
まだまだ序盤の天子山塊、無事に越えられるのか不安になり始めたころです。
ただ、不思議と、やめたいって発想は無かったよ。動けなくなってリタイヤって事は思ったけど、自ら辞めようって発想は最後まで出なかったんだよね。楽しかったんだと思う。
お腹の調子も、完全に戻ったわけではないし、もう下りは走れない。
開きなおりました。とことん歩き通して完走だ~って。時間も十分あるしね。
もう楽しんだもの勝ちでしょ!
で、速いSTYの選手に道を譲りながら、もうトレッキングモードです。
熊森山の急登も、毛無の急登も、余裕をもって挑めたので、思っていたほどの苦労もなく通過。っていうかその後の下りのほうがよっぽども大変でした。ペース良く下ればなんてこと無いんだろうけど、足を庇って下ると、怖い怖い。余計にスローダウンです。
毛無山山頂は、雨と霧。寒かったです。実際4時現在で、4度だったそうです。
毛無山を過ぎると、STY参加の、アラジントレラン部の速いメンバーも抜いていきます。
タケさん、モロガさん、2人は好調のようです。軽快に下っていきました。かなり速い順位をキープしてるみたい。そのままゴールまで突っ走ってほしいです。
雨ヶ岳まで下ると霧も晴れて、幻想的な富士山が顔を出しました。
もう暗くなってしまうので、これが最後の富士山ビューになるでしょう。
雨ヶ岳からも、一歩一歩慎重に、端足峠に下る頃には真っ暗に。
後は竜ヶ岳越えだけ、山頂までは難なく到着。振り返ると雨ヶ岳から下ってくる灯りが列をなしています。皆必死で下ってるんだよね。で問題の竜ヶ岳の下り。
ここの下りは嫌ですね。九十九折の下りが永遠に続くみたいに下っていきます。
走れはしないけど、それほど急斜面ではないので、最速の歩き下りで本栖湖まで。
あとは、ロードと足和田山越えだ~。もう、もらったようなもん!
本栖湖で。しっかり給食。
カレーをいただきました。と~っても辛いカレー。
胃が疲労したランナーにはちょいとツラいカレーでした。
フラットになればなんとか走れる。でも、さっきのカレーが落ち着くまでは歩こう。
国道のトンネルを潜ったところからランの再開。
精進湖民宿を越えて、長い国道のロードを超えて、最後のエイド鳴沢です。
水だけだと思っていたけどエナジードリンクが。もちろん1本もらって体力回復??
さあて最後の山越え。足和田山。
普段ならなんて事のない山。たぶん走って登りきれちゃう。
でも、今日は違う。まあなんて長いんだろう・・・って思うほど緩やか~に登っていく。
もういい加減いやになる頃にやっと山頂。
この山、登り(西湖側)は、緩やかなのに、下り(河口湖側)は、けっこう急なのね。
痛む膝には優しくない下り。でも、本当に最後の下り。なんとか下りきって河口湖に帰ってきました。
後はゴールまでのビクトリーロード。
湖畔の遊歩道を、歩いたり走ったり。
八木崎公園からは、
もちろん走りましたよ。最後くらいはしっかり走らないとね。
夜中の2時過ぎ、ゴール付近以外には人気のないひっそりとした湖畔。
それでも、ゴールでは、熱い声援をもらいながらのゴール。
35時間19分。今までの最長時間です。
去年のおんたけウルトラの1.5倍以上!!
このコンディションで、よくゴールできたと思います。
でも、ほんと楽しかったです。トラブル続きだったのに、やめたいなんて一度も思わなかったから。
これで、富士山1周、0泊3日の旅は終了です。
あっ秋には、八ヶ岳1周 0泊2日の旅です。
ご一緒したい方、ランネットでポチっとしてください。
Posted by ひでたろう at 17:48│Comments(10)
│トレイルラン
この記事へのコメント
いやぁ~
すごいっ!!
お疲れっした。
レポ、とっても楽しかったです。
写真だけ見てると、来年でよっかなぁ~
なんて思ってしまうくらい良い景色だったり。
実際は0泊3日だし、156kmですもんね。
真似できません(笑)
次は八ヶ岳スーパートレイルですか。
おそれいります・・・。
すごいっ!!
お疲れっした。
レポ、とっても楽しかったです。
写真だけ見てると、来年でよっかなぁ~
なんて思ってしまうくらい良い景色だったり。
実際は0泊3日だし、156kmですもんね。
真似できません(笑)
次は八ヶ岳スーパートレイルですか。
おそれいります・・・。
Posted by yamayo at 2012年05月23日 21:38
完走おめでとうございます。
僕はSTYに参加しましたが、
とてもつらかったです。
あの2倍の距離を走られたなんて、
まさにリスペクトです、とはこういう時に使う言葉なのでしょうか。
僕はSTYに参加しましたが、
とてもつらかったです。
あの2倍の距離を走られたなんて、
まさにリスペクトです、とはこういう時に使う言葉なのでしょうか。
Posted by kimuheguri at 2012年05月23日 23:10
お疲れ様でした!!
レース中も随時経過を見てましたし、レポートも見させて
もらい、こちらもお腹いっぱい状態ですー。疑似体験させて
もらいました。
もちろん、僕も来年は出たいっす!!
またお会いしたときにアドバイスくださいー。
レース中も随時経過を見てましたし、レポートも見させて
もらい、こちらもお腹いっぱい状態ですー。疑似体験させて
もらいました。
もちろん、僕も来年は出たいっす!!
またお会いしたときにアドバイスくださいー。
Posted by シンミョ at 2012年05月24日 07:35
yamayoさん
ぜひ、来年はチャレンジしてください。走りだしさえすれば、なんとかなるもんです。
ぜひ、来年はチャレンジしてください。走りだしさえすれば、なんとかなるもんです。
Posted by ひでたろう at 2012年05月24日 08:01
kimuhequriさん
STY完走おめでとうございます。
STYを完走されたのらな、UTMFも完走できますよ~。
ぜひ、来年は未知の距離に挑んでください。
STY完走おめでとうございます。
STYを完走されたのらな、UTMFも完走できますよ~。
ぜひ、来年は未知の距離に挑んでください。
Posted by ひでたろう at 2012年05月24日 08:03
シンミョさん
レース中から経過見てもらってたなんて、ありがとうございます。
来年は、一緒に走りましょう~。
運営もしっかりしてるから、これだけの距離でも安心して走れるんで楽しめますよ~。
レース中から経過見てもらってたなんて、ありがとうございます。
来年は、一緒に走りましょう~。
運営もしっかりしてるから、これだけの距離でも安心して走れるんで楽しめますよ~。
Posted by ひでたろう at 2012年05月24日 08:07
壮絶なレースなのに爽やかだな~なんか(笑)
さすがの鉄人ひでたろうさんでも大変なレースだったようですね
おかげ様でちょっと火が付いたような気がします
まずはかわいく朝霧ポチっとしました
完走おめでとうございます ゆっくり休んでくださいね!
さすがの鉄人ひでたろうさんでも大変なレースだったようですね
おかげ様でちょっと火が付いたような気がします
まずはかわいく朝霧ポチっとしました
完走おめでとうございます ゆっくり休んでくださいね!
Posted by カルマ at 2012年05月24日 08:41
カルマさん
トレランでもロードでも、距離が長くなればなるほど、あくせくレースしなくて自分との闘いになります。なので、トレイルをガツガツ走りたくないカルマさんなら、旅として楽しめるんじゃないかな?来年はポチっと!!
トレランでもロードでも、距離が長くなればなるほど、あくせくレースしなくて自分との闘いになります。なので、トレイルをガツガツ走りたくないカルマさんなら、旅として楽しめるんじゃないかな?来年はポチっと!!
Posted by ひでたろう at 2012年05月24日 11:46
お疲れ様でした~
後半といっても残り82km気が遠くなりますね
私も通ったコースなので読みながらいろんなことが思い出されます
早く参加資格とってUTMFにチャレンジしたいです!
後半といっても残り82km気が遠くなりますね
私も通ったコースなので読みながらいろんなことが思い出されます
早く参加資格とってUTMFにチャレンジしたいです!
Posted by HIZA at 2012年05月25日 10:24
HIZAさん
当然来年はUTMFですよ~。
参加資格? おんたけウルトラor八ヶ岳スーパートレイルのどちらかでOKでしょ!
当然来年はUTMFですよ~。
参加資格? おんたけウルトラor八ヶ岳スーパートレイルのどちらかでOKでしょ!
Posted by ひでたろう at 2012年05月26日 08:10