2021年08月05日
白根三山~単独行~
白根三山。けっこういつも来ている感覚があったけど、5年ぶりに登ります。
今回はソロにて。
いつものように奈良田からのバスにて広河原。平日だけどさすが夏の最盛期、2台が満乗車でした。芦安からのバスも入れたらそれなりの人が入っているんでしょう。
スタートは6時20分
この橋も久しぶりなんですね。
いつもみたいに大樺沢を登っていきますが、もう雪渓はほんの少し、雪渓を歩くこと無く夏道にて二俣へ。先行者を追い抜きながらの登りで少し頑張りすぎたようで、二俣到着時点でけっこう疲れました。
いつもなら右俣コースで肩の小屋経由なんですが、今日は八本歯のコル方面へ。
八本歯のコルへのコース、20代の頃に登って以来なんで20数年ぶりに登るんだと思います。
徐々に急になっていく沢を詰めていきます。風も無く日差しを遮るものも無し、かなり体力消耗しました。
この看板で沢は終わり、これから先は尾根に乗って梯子です。
急な木の梯子が続きますが、かなり疲労してしまってメチャクチャペースダウン。
それでもバットレスの絶景を横目に登るのでなかなか楽しい区間ではあります。
なんかやっと八本歯のコルに到着って感じ。とりあえずエネルギー補給にパン1個。
正面には鳳凰三山、コルの反対側からは間ノ岳の大きな姿が。
ここからさらに梯子そして大きな岩の連続する登り。しかも急!
1つ目のピークを目指すのにこれほど苦労したのは久しぶり。
5年ぶりの北岳です。
景色を眺める前に、とりあえずおにぎりでエネルギー補給。
まだまだ天気は良いですが、すでに甲斐駒は雲の中に、鳳凰三山にも雲がかかり始めました。富士山も変な雲のかかり方をしています。案外ガスの出るのが早そう。
せめて間ノ岳までは天気の良い中を歩きたいので先を急ぎます。
北岳山荘まで下ってきました。丁度へりで荷卸しの最中。何度も往復していました。
この頃から復調。足取りに軽さが戻ってきました。やっぱりエネルギー補給は大事ですね。登りはじめはまだまだ元気なので、エネルギー補給がおろそかになりやすいですが、一番エネルギーを使う長い登りなんで、そこでしっかり食べないとダメですね。
中白根方面から振り返った北岳、ここからの北岳が一番好きです。
もう少しで間ノ岳ですが、ガスがかなり出てきました。
山頂到着ですが、すでに北岳や鳳凰、甲斐駒は見えず。
ただ塩見岳以南の南部の山々はバッチリ。今日は南部の山に登るのが正解だったようで、この先もずっと南部の山は見えていました。
農鳥小屋付近まで下ってきての西農鳥岳、山頂はガスの中。まあ日差しが無い分、涼しくて歩きやすくはなったのは良かったです。
農鳥小屋のおやじさんからは、この後雷雨になるかもよって言われたので、ちょっとだけ先を急ぎます。
ちゃんと復活できたようで、キツい農鳥への登りも難なくこなして農鳥岳山頂。
相変わらず北部方面はガスですが、南部方面はバッチリ。
最後のエネルギー補給にパン1個追加。この後の長い長い下りに備えます。
激下りを経て大門沢小屋。ここで水分補給だけしてさらに下っていきます。
小屋を過ぎれば比較的傾斜も緩やかになって歩きやすく。
いつも川になっている場所。
いつもは濡れるのを気にして下りますが、今日は気にせずジャブジャブと。
どうせあと少しの下りだけだしと思って歩きましたが、案外と冷たくて気持ちいい。
また、走れる区間はちょっとだけトレイルラン。
もうすぐ林道ってところでこんなのが出来たんですね。まだ渡れません。河原を渡渉です。
残りの林道&ロード5kmは激暑でしたね。もちろん走りましたが。
最後に、今日の花たちです。白根三山(特に北岳、農鳥岳周辺)は花もいっぱい咲いていて、ガスで展望が無くても楽しめる山ですね。次はまた秋の紅葉の時期に訪れたいです。紅葉の北岳も最高です。
CT0.5を少し切るくらいで廻れました。8時間45分。26kmです。
このくらいで歩ければ、帰りに温泉にのんびり浸かってから帰れるんでいいですね。
残念ながら奈良田の女帝の湯は水曜日定休ですが・・・