2020年06月18日
夏山一発目!2020 茶臼岳 仁田岳
鳥小屋尾根からの茶臼岳の直登。私は2回目。
初挑戦の3名を引き連れて登ってきました。一応バリエーションルートですが危険個所もほとんどなく、ハイ松の籔も山頂直下の100~200m程度なので、チャレンジ登山には程よいかと思います。
梅雨の晴れ間を狙って、ドンピシャ。終始好天に恵まれ、大展望も満喫できました。
5時30分過ぎに出発。吊橋を渡って少し登った所の鉄塔が取り付き。ここから尾根をグングン登っていきます。
しばらくは急登。登山道は無いので完全に直登。ここはキツイ。
本尾根に乗っかれば少しづつ緩やかになって気持ちの良い尾根歩きに。下草もほとんどなくて歩きやすい尾根が続きます。途中ガレの縁からはダム湖と大無間~小無間の展望。
2時間ほどで畑薙山に到着。めったに来れない山なので景色もないけど記念撮影!
エネルギー補給に小休止です。ここから緩やかに下って、尾根を乗り換えれば後半戦。
徐々に急になって行く斜面。とにかく息をつく暇もないくらい急登が続くんです。途中のガレを巻くところは急な斜面を巻くのでちょっと緊張。
2400mを越えたあたりから低木が増え始めて、2500mくらいからハイ松の籔漕ぎ突入。籔の薄いところを狙って進みますが、慣れないハイ松の籔に皆さん苦労しています。山頂直下は、距離は短いですが斜面も急だし籔も深いしでなかなか進みません。でも突破すれば、そこが山頂。
それまで見ることが出来なかった南部の3000m峰が出迎えてくれます。天気も最高だし、これまでの苦労も吹っ飛ぶくらいの絶景ですね。
ここからは一般道、のんびり景色を楽しみながら仁田岳へ。6月の初夏の花たちが出迎えてくれます。
仁田岳山頂で昼食休憩。風も穏やかでのんびりできました。
下山は茶臼岳まで戻ったあとは茶臼小屋より一般道にて下山。
一般道ですが、ウソッコ沢小屋より下部の沢沿いルートは台風の影響でかなりのダメージ。吊橋は壊され、斜面は崩落して河川敷がルートに。今にか通行不可になりそう。南アルプスは急峻な地形が多く、崩れもあちこちで起こっているので、沢沿いルートは仕方がないのかもしれませんね。
10時間の行程を見込んでいましたが、結果11時間。籔こぎもあるし、下山でも予定より時間がかかりましたが、21~2kmの距離で累積標高差も2300mくらいはあるコース。十二分に満喫できたと思います。
新型コロナの影響で、県外への外出は19日までは控えるようにとの事ですが、静岡市内から出ずにこんな所で遊べる静岡市民は幸せです。ただ今年は南アルプス南部の山小屋は全て閉まっているし、椹島へも入れないので、光岳~上河内岳での日帰りがメインですね。