走ったり登ったり・・・

本当は、ショップ主催の畑薙to大浜80ｋに便乗しての、静岡～畑薙～大浜160ｋを企画してましたが、台風の影響を考慮しての中止に伴って、我々の160ｋも中止としました。
まあ、実施してたら昼間の暑さでやられてたのは確かです。


そんなわけで、急遽予定変更してのアルプスへ。
北アルプスの燕岳～大天井岳への日帰りピストン山行となりました。
総勢7名。しかも、ショーゴさんも参加となって、いつものトレッキングモードから、トレランモード（しかもけっこうハード）です。




さすが、お盆末の土曜日、4時30分現地着ですが、すでに中房温泉の駐車場は満車！麓の有明山神社の駐車場へと誘導され、そこから5時30分頃発のバスにて登山口の中房温泉に。



燕岳も大天井岳も初めての場所。いわゆる表銀座って言われるメジャーな山々。ワクワクしながらの登山となりました。





登り始めから、いきなり急登。そう、ここは北アルプス三大急登の一つ。そこをかなりのハイペースで登っていきます。すでに皆さん滝汗！！






休憩なしで登り続けての合戦小屋。ここまで1時間20分。速すぎでしょ。





森林限界を越えれば、目指す燕山荘や、その先の燕岳が見えてきます。ここまで登れば、ほんの少しで小屋です。






初めて訪れましたが、立派な山小屋ですね～。立地もピークの所にあって展望もバッチリ。人気になるのもわかります。






まずは燕岳に向かってGO！






名物のイルカ岩や眼鏡岩を眺めながら、大きな岩を乗り越えながら山頂を目指します。小屋からそれほど離れていないので、小屋にデポして空荷で登る人が多いですね。





もう終わりに近いですが、これもここの名物コマクサ。盛期に訪れればかなり見事な群生ですね～。今年の夏山は、全ての山行でコマクサを眺める事ができています。小屋周りや、大天井岳への稜線も、お花畑が豊富にあって、8月初旬ころにもう一度来てみたいと思いました。






あっという間に山頂！　雲が少し多くてちょっと残念ですが、餓鬼岳への稜線や、正面には野口五郎岳、燕山荘の向こうには、これから向かう大天井岳と、素晴らしい展望を満喫。特にここから餓鬼岳への稜線はとても魅力的でした。ぜひ行きたいです！





行ったん燕山荘に戻って、今度は南下。大天井岳へとスタート。







ここの稜線は気持ち良く走れて良かったです。少しづつ大きくなっていく大天井岳、そしてその右奥には槍ヶ岳を眺めながらのラン。この前行った白馬岳への稜線に負けない素敵なトレイルですね。






晴れそうで晴れない槍ヶ岳のピーク。これが限界でした。この後はすっかり姿を隠してしまった。







なかなか近づかない大天井岳も、かなり大きく見えるように。この後一気に下って鞍部を越えれば、ガツンと登って大天荘。






ここでランチ。正直ここまでちょっと辛かった。ペースが速いのもあるけど、体調もいまいちな感じでとにかく苦さが続いてたので、カレーメシでパワーアップを期待。しかし、誰ひとり、お湯もバーナーも持ってなくて、私がお湯を沸かしての配給係。誰か一人くらいは持っていると思ったのに・・・とにかくこれで荷物も軽量化。








山頂はすずそこ。槍ヶ岳は相変わらず雲の中ですが、さらに南側への常念山脈や、いままで走ってきた、そしてまた走って帰る燕岳への稜線など、ここも絶景な山頂。







さて帰りの稜線。行きは途中で3回ほどの休憩をしながらのラン＆ウォークだったので、苦しいながらも楽しく走れました。
帰りは、燕山荘までなんと休憩なし。でも、カレーメシが良かったのか、心肺も楽になって、行き以上に楽しく走って帰って来れました。






再び燕山荘。







さっきは、まだまだ朝だったので空いていた小屋。しかし、丁度お昼時間。昼食休憩や、小屋に到着してのチェックイン手続きの人など、まあ南アルプスでは見れない様な混雑模様。さすが、北アルプスでも人気度上位の山です。
この後中房温泉までの下山時も、とても多くの登山者とすれ違いました。一体何人の人が小屋に泊るんでしょう？もちろんテン場はお昼の時点ですでに満員でした。
下りも、やっぱり休憩なし！14時頃には下山完了。急登の割には、足場がしっかりしているんで怖くはなく良いペースで下れますね。距離も20ｋｍちょっとと程よい距離でした。

14時発のバスが少し遅れて到着したので乗車できて、なんとか早めに駐車場に戻れて良かったです。このバスを逃すと2時間以上も待つので、ロード13ｋｍを走る羽目になるところでした。




さすがに、お盆時期の人気の山。多くの登山者とすれ違いましたが、人気があるのも良くわかりました。景色良し、お花良し、展望良し、小屋快適です。
今度は残雪の時期か、紅葉の時期にでも訪れたいですね。