走ったり登ったり・・・

野辺山ウルトラ後半戦。
下り基調メインだった前半から、後半は、馬越峠までの登り、そして残り10ｋｍの意外と辛いダラダラした登りと、なんかひたすら登るイメージ。
しかも、時間も丁度お昼時で、気温も上がってきてさらに追い打ちをかけます。



去年は、ここから撃沈しているだけに、ちょっと不安になりながら折り返しです。
案外走れます。それほど暑くないのも好影響でしょう。北相木の分岐まではすんなり。その後の北相木村役場までの折り返しこそ、それなりに大変でペースはちょっと落ちたけど、歩くことなく折り返し。数人の知り合いと元気をもらいエール交換。これ、やっぱり元気出ますね。



折り返しが終われば、いよいよ滝見の湯への登り開始。はじめこそほぼフラットですが、少しずつ勾配が増してきて、南相木村役場手前、そして立岩湖手前では、それなりに頑張らないといけない傾斜に。
立岩湖手前では、呼吸を整える為に、ほんの少しだけ歩きを入れましたが、ここもまずまずのペースで、71ｋｍの滝見の湯へ。



ここまで６時間45分。残り29ｋｍを３時間15分でサブ10。
非常に微妙な時間ですが、馬越峠を無事登りきれれば、まだ望みあり。今日は、登りはそれほど不調ではないので行けるかも。そんな思いで、脚のマッサージを受けてリスタート。




馬越峠への道に入って、しばらくは走りで押していましたが、途中途中にちょっと歩きをいれて、中間のエイド。そこからは、走っても歩いても、あまり速度が変わらないので、パワーウォークメインで。（歩く理由が欲しかったんだと思います。いままで一度も走り通せた事は無いです・・・・）



馬越峠には7時間49分。残り2時間11分。ここからの下りさえスムーズなら可能性は十分。ただ、下る脚はあまり残っていなくて、スピードに乗って下れないです。５分/ｋｍ台のペースで、残り10ｋｍに脚を残すように慎重に、でもペースは落ちすぎない様に、そんな感じで最後の大エイドの87ｋｍ地点。太巻き１個とコーラを１杯。残りは、１時間26分。
さらに3ｋｍ走って90ｋｍ地点、あと１時間9分。サブ10が確実に見えました。




ここで、完全にサブ10へのスイッチが入りました。1ｋｍあたりのペースを見ても、それほどペースが上がったようには見えなかったですが、登り基調なんですね。実際には何人もの選手を抜かしながらの10ｋｍだったので、けっこう頑張ったんだと思います。



残り3ｋｍの大回りコースは、いつものようにビクトリーラン。特にラスト1ｋｍは、だんだんと大きくなってくるゴールアナウンスの声を聴きながら、最後の余韻に浸れる瞬間です。この1ｋｍ、そしてゴールの瞬間の為に走って来たんだなって実感できます。




9時間53分35秒。2年前のベストタイムには4分ほど敵いませんが、セカンドベスト、そして50才代でのサブ10達成です。2週連続でのレース。筋疲労も少し残る中では大健闘かと思いました。

2年前には、次回サブ9.5だなんて事も言ってましたが、サブ10をクリアするだけで必死です。この30分の壁は相当大きそう。

来年は？どうしましょう。