2017年08月04日
やっと南アルプス~光岳~
7月は、結局山には一度も行けずで、8月になっちゃいました。
梅雨明け後もなかなか良い天気に当たらずで仕方ないことですが、かなりモヤモヤしてました。
この前の水曜日、天気予報は微妙だったんですが、我慢できずに南アルプスへ。
往復35kmある光岳。日帰りだとなかなかハードなコースですが、気合を入れて4時45分、沼平を出発。
光岳って、34年ぶりなんです。高校山岳部で初めての夏山で訪れたのが、上河内・茶臼、そして光岳だったんです。それ以来。
当時の記憶では、ひたすら長くて大変だった思い出しか無いコースなんですが、さて34年ぶりに行く光岳どうでしょう。
茶臼までは勝手知ったコース、行程が長いのでちょっと飛ばし気味に頑張って高度を上げます。この頃は、まだまだ青空も覗いてていい感じ。せめて10時くらいまでこの天気が続いてくれれば、なんて思いながら登ってます。
茶臼小屋到着。吊橋から2時間20分ちょっと、かなり頑張りました。まだ青空がのぞいてますが、かなり雲は多くなってきた。小休止だけして急いで稜線へ・・・・
ガスっちゃいました。やっぱり・・・・
結局、この後は晴れる事は無しです。
でも、このコース、この後はほとんどが樹林帯。ガスの中でも雰囲気良いです。
希望峰までは去年も訪れていて、かなり良い雰囲気の稜線なのはわかってましたが、その先も易老岳までが最高なんです。希望峰から2300mちょっとまで高度を下げると、そこからは、緩やかなアップダウンの稜線が易老岳までずっと続くんです。しかも路面状態も良くて走りやすいんです。
天気はちょっと残念ですが、この区間を走れたのは今回のツーリングで一番でした。
易老岳でちょっと一服。ここからさらに2200mまで高度を下げて、そこからいよいよ光岳への登り返しが始まります。
しかし、この登り返しがかなり大変。400mの登り返しなんですが、前半は、ガレた沢を登るので非常に歩きにくいんです。しかも、今回はここから雨が降り始めてしまい、濡れた岩や石に注意しながら脚を運びました。
沢を登り詰めたところの水場、夏場、良い天気が続くと涸れることもあるようです。もちろん今回は問題なし。美味しいお水でした。
ここから天空の台地です。イザルガ岳から光岳にかけては広い山頂になっているんで、天気さえよければ絶景なんですが・・・・
天気が悪いんでイザルガ岳はパス。
光小屋もスルーして光岳へと急ぎます。
この分岐を左に行けば、信濃俣から大無間へと続く、アラウンド静岡ゼロのコースですね~。
小屋から10~15分くらいで光岳山頂です。景色の無い寂しい山頂。ここの記憶は34年前と一緒でした。
さて、今回の一番の目的は光岳ではなくて、光岩。実は34年前には、山頂までしか来ていなくて、光岩は未踏なんです。天気が悪くてもそこだけは行きます。
山頂からは5~6分くらい下った場所。突然姿を現す岩の固まり。
やっと光岩に到着です。天気が良ければ深南部の山々が見えるんでしょうけど、今日は残念。
次は、天気の良い日を狙って来たいですね。出来れば日帰りでは無くて、光小屋に一泊してご来光がいいですね。
ここまで、17km以上、5時間30分経過。帰りも脚が終わらなければ、15時くらいには下山出来るでしょうか?
おにぎりでエネルギー補給をして、来た道を戻ります。走れる区間が多いだけに、疲れた脚には堪えますが、雨模様のなか必要最低限のエネルギー補給の休憩以外はほとんど休まずに茶臼小屋まで。
ここで雨宿りをしながら一息ついて最後の下り。
横窪沢小屋でも小休止をしながら、雨の尾根を、足元に注意しながらダウンヒル。
ガメラ?
そしてもう過ぐ下山だ~!って時、ヤレヤレ峠の手前の沢沿いで、行きに注意しなきゃと思っていた岩が思っていた以上に滑ってしまい、スッテンコロリ。怪我は無かったですが、最後の最後、やはり注意力が散漫していたようです。
沼平には15時ちょっとには到着。10時間20分くらいの長旅でした。アルプスだと25kmくらいでも10時間くらいかかることも多いので、それだけ走れるコースって事ですね。天気が悪かった割には楽しめた一日でした。