2017年01月12日
1年ぶりの雪山。今年も八ヶ岳。

今年の雪山は・・・天狗岳です。
水曜日だけど、休みを取っていただいたメンバー4名にてアタックしてきました。
先週末の雪でかなり雪が増えて、本格的な雪山に変化している期待が大きいのと、今週は冬型が強まっていて、風は強くても八ヶ岳は比較的天気が良くなる期待で、天狗岳に決定。

今回は渋の湯からのピストン。アプローチの道路も、最後の最後に少し雪が残る程度で問題無し。8時10分頃から登山開始。

夏は岩がゴロゴロで歩きにくいトレイルも、すっかり雪で踏み固められて歩きやすい。北八ヶ岳って、どこ行っても冬道のほうが歩きやすくて良いですよね。


上空の風はかなりの強さのようで、雲がかなりのスピードで流れますが、日差しもあり、黒百合ヒュッテまでの樹林帯は、非常に楽しく歩け雪山を満喫です。

黒百合ヒュッテに到着。なんとか天狗岳方面もピークあたりまでは雲は無さそう。もちろん風は相変わらずですが。ただ、青空よりは雲の割合のほうが多くなり、少し暗くなってきました。

アイゼンにピッケル、顔もバラクラバを装着して完全防備。中山峠までは静かな樹林帯ですが、そこから天狗岳へ登り始めて数分で森を抜けて森林限界へ。

まあ強い風。吹き飛ばされるほどではないけど、油断すると身体が傾く程度には強風です。またその風のおかげてトレースも不明瞭。夏道脇のロープも見えたり見えなかったりで、左側の崖には注意しながら稜線をひたすら登ります。

それほど深い雪は無いので、ラッセルらしいラッセルも無く、順調に高度を上げていきますが、曇ってしまうサングラスを外して裸眼で登ったので、それが一番辛かった。

ようやく天狗岩まで来れば、ピークがすぐそこに見えてきます。

そこからはあっという間に東天狗岳山頂。


雲の下端が丁度山頂なので、かろうじて下界が見える程度、西天狗岳もかろうじてです。この強風で西天狗を往復するほどの強靭な精神力もなく、5分程度の滞在で下山開始となりました。

ルートを探しながら、強風に目を細めながらの登りとは違って、下りはサクサク下って、あっという間に黒百合ヒュッテ。


ここでお昼でも良かったんですが、風がそれなりに吹いている場所なので、もう少し下った樹林帯にてお昼休憩。定番のカップ麺にて温まってマッタリ。
14時頃までには無事登山口に到着です。あとはお風呂に入って帰るだけ。18時には静岡でした。森林限界を越える雪山なのに、夕方には静岡に戻って来れる八ヶ岳って、休日の少ない僕にはありがたい存在です。

ちなみにこれが下山後の八ヶ岳。やっぱり山頂付近だけ雲がかかってますね。
Posted by ひでたろう at 21:02│Comments(0)