走ったり登ったり・・・

昨日は、恒例のトランス静岡（フルコース）の日。
毎度雨の中のイベントとなっていますが、今回は奇跡的に好天（といっても曇りですが）のなかでの開催となりました。

まあ、山中では小雨が多少降ったりして、やっぱり雨のトランス静岡ではありましたが、暑くなく、寒くなくの絶好の天気でした。



初参加のメンバーも多く、サポートスタッフにまわってくれたジョンさんが、コース説明してくれてます。このあとも真富士までスイーパー役、ご苦労さまです。


7時スタート。序盤から、善さんが順調に飛ばします。



私は、ショーゴさんとその後を追う形。
5月の健康診断の結果が先週届いたのですが、貧血で再検査の案内・・・・よくもまあそんな状態で6月3週連続してレースやらトランス静岡やらをやっています。話を聞くと、ショーゴさんも貧血ぎみだとか、なので貧血組で仲良く、序盤は押さえてゆっくりとおしゃべりしながら進みます。
トランス静岡や、玉川トレイルレースなど、地元のイベントを、もっと盛り上げるには？　なんて話で盛り上がってました。南アルプスでもなにかイベントやりたいね～とかまで話は発展したりして。


それでもさすがショーゴさん、十枚山あたりまで来ると前方から気配が消えました、少しスピードアップしたみたい。ここからは最後まで一人旅となりました。



十枚山頂、雨は降ってませんが、完全に霧の中、景色ゼロです。本当ならここから竜爪までの稜線が一望できるんだけどね～。



こんな感じで見えるんだけど残念。




そして青笹山頂。相変わらずガスガス状態。
このあたりまで来ると、今日みたいなゆっくりペースでもかなり大変。もうへろへろです。腰をおろして補給食を食べたりしてちょっと休みます。


さて、ここからアドベンチャールートの始まり、この先の浅間原からは笹薮地獄、笹を掻き分けてやっとルートが判る程度のトレースがしばらく続きます。雨に濡れた笹で体がぐっしょりと濡れるんで嫌だな～なんて思って進んでましたが、疲れた脚には逆にアイシングしてるみたいにひんやりと気持ちよく、笹薮を抜ける頃には脚も幾分軽くなったような。


実際、第二真富士に着くころには気持ちも体も元気がみなぎってきまして、真富士エイドに到着！！



ここでは、3人のスタッフに暖かく迎えられました。ここまで一人旅、しかもこんな天気で誰一人登山客とも出会わなかったので嬉しくなってしまいます。しっかりと補給して後半戦のスタートです。やっとの思いでこのエイドに到着すると、5時間かかって前半の終了。なんて長い稜線なんだ～って思いますよね。でも、今回は前半の温存が効いたのか、非常に元気、さあ善さんを目イッパイ追いかけるとしますか。

いつもなら、この先真富士から竜爪山って、疲れた脚だと非常に長く感じる区間、途中の目だったピークも富士見岳くらいだしいつも大変な思いをしてます。でも、今回はかなりフレッシュな脚で走れました。実際走れるトレイルが多いのもこの区間で、元気でさえいれば快適に走り抜けることが出来るんです。

で、あっという間に竜爪山に着いちゃいました。文殊山頂では、一人プチエイドでモモンガさんが頑張ってくれていました。お疲れ様です。


ここからの1000ｍダウンヒル。ここも気持ちよく下ることができて鯨ヶ池もあっという間。最後のエイドでコーラの補給をして賤機山脈へ突入。


さすがに竜爪山のダウンヒルで脚が終わりました。最後の賤機山脈は楽をさせてはくれませんね。やっぱり登りはヒーヒー言いながらなんとかよじ登るって感じになっちゃいます。それでも、今回はアラジン静岡店がゴール。全回の観音様までよりは2コブ程度は山越えは無いのでまだ楽です。一本杉まで来れば後は下るだけ。


8時間26分でゴールできました。

前半抑え気味に走った割に、前回とそれほど変わらない時間でゴールできてよかったです。
ちなみに善さんは10分前にゴール、真富士エイドからは時間を詰めることに成功。後半粘りの走りができたようです。


一旦帰宅して、五味八珍でたらふく食べて、再度鯨ヶ池へ応援に。
真富士のエイドの二人も集まっていて、皆でワイワイと後半のランナーの応援。
夜になって真っ暗な賤機山へと入って行くランナーがかっこ良かったですね。


こんな楽しく辛いコースはめったに無いんで、次は、今回走れなかったランナーのために、サポートスタッフとして参加できればと思います。