2023年07月13日

中央アルプスの三ノ沢岳へ


昨日は中央アルプスへ。
前々から行きたかったけど、なかなか行く機会に恵まれなくて、今回初登頂の三ノ沢岳。
天気は、下界は晴れ、2600m以上の稜線は雲の中。景色は望めそうもありませが、花の時期まっただ中。千畳敷カール内もそうだけど、三ノ沢岳の山頂直下もお花畑が綺麗だというので楽しみです。




今回は、ユルユル登山。ロープウェイで一気にカールまで。標高2600mのカールは完全に雲の中。極楽平へ向かって登って行きます。




カールの中もいろいろな花が咲き乱れています。




標高差200mのアップで極楽平。ここからしばらくは中央アルプスの主稜線を歩くんですが、ガスに加えて強風。一気に寒くなってきます。





そんな時、ライチョウの親子がひょっこり。数年前から、絶滅したライチョウを復活させるための移植・保護がみのりつつあるのでしょう。






この分岐まで歩いたら左方面の尾根を下ります。
この先もずっとガズの中。2650mくらいまで下ってから、2846mの三ノ沢岳へと登り返しです。ガスの中なので地形がよくわかりませんが、けっこう痩せた尾根をアップダウンしながら通過。けして歩きにくいほどではないですが、ハイ松が左右から迫ってきて細くなっている部分も多く、ハーフパンツだとけっこう脚が痛い。中央アルプスって、木曽駒ヶ岳周辺と、空木岳以外は、どこも同じような感じ。距離もわりには進むのに時間がかかります。それでも、主稜線での強風が、三ノ沢岳への尾根に入ったとたんに止んで、意外と快適に歩けました。






標高も2800mを越えてもうすぐ山頂かな~って時に、いきなり御花畑が現れます。








ハクサンイチゲやシナノキンバイを中心に、いろいろな花が咲いていました。
それほど広いエリアではなかったですが、これは見事です。


その後も、山頂までのトレイル周りは、多くの花々に囲まれていて素敵な空間でした。
山頂周辺で、これだけの花が咲き乱れる山も、めったにないですよね。







御花畑から数分で山頂。控えめな山頂標識と、今回のメンバーです。




しかも千畳敷カールから近い割に、主稜線から外れているので、訪れる登山者も木曽駒ヶ岳に比べればはるかに少ないと思うので、のんびり景色を楽しみながらの昼食とか最高です。山頂周辺も風が穏やかで良かったです。
本当なら、ここから中央アルプスの絶景も見えるはずだったんですが、お楽しみは次回に。






さて帰りです。基本はピストンになります。
行きに比べて、ほんの少しだけ雲の位置が上がったようで、これから進む尾根道が見えるように。





振り返れば、三ノ沢岳が一度だけ見えました。





尾根道もこんな感じだったんですね。雲の中には宝剣岳や木曽駒がいるんですね。



そして再度登り返して主稜線へ、こちらは相変わらずの強風。カールへの下りまではやっぱり強かった。




カール内は、さっきまでの強風がウソのように穏やか。千畳敷ホテルが見えてくればあっという間。





無事フィニッシュ。出発の時に比べると、雲が少し上がってますね。カール内がなんとか見えるように。
結局、宝剣岳も木曽駒も一度も見ることなく下山です。




ロープウェイ利用なので、往復でも7km。累積標高差も700mちょっと。
ちょっと岩場歩きがあるので、初心者には大変だけど、多少の山歩き経験があれば、十分楽しめる良い山ですね。




  

Posted by ひでたろう at 07:59Comments(0)山登り