2016年05月23日

22回 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン参戦!

去年に引き続き、今年も走りました。


星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン
もちろん100kmの部です。


去年は、前半の八ヶ岳林道での不調もあり、サブ10で臨んだけど、結果10時間35分とかなり不満な結果。今年こそサブ10だと意気込んで野辺山に乗り込みました。

ただ、3月初旬の静岡マラソン以降、新城トレイル・奥三河パワートレイルと、トレイルレースが続いていたので、ロードのロング練習は全くやっていません。ロードは長くても15km程度をウルトラペースで走るぐらい。こんなんで、後半の馬越峠以降をちゃんと走れるのか心配しながらも5時スタートです。


天気は申し分なく朝から快晴。逆に昼間の気温上昇が心配です。しかし、今年は雪が少ないですね。八ヶ岳もほとんど雪は無かったです。これなら、トレランシューズで問題なく登れちゃうし、100km走るより、赤岳~硫黄岳を縦走する方が楽しいな~とか思いながら、八ヶ岳林道へ突入です。

今年は、前半は抑え目に行こうかと思って、心拍とにらめっこしながら走り出して、平地では135/分前後、登り区間は140~145/分くらいで、と思っていたんですが、林道に入って登り始めると、思っている以上に心拍が上がってしまって、すぐに150/分を越えちゃいます。それでも、なるべく抑えるようにぺースをコントロールしながら頑張りすぎないように進みます。


この区間は、日陰も多いし、まだまだ朝で気温も低めで、景色もいいので気持ち良く走れる区間ですよね。42kmの部なら、気持ち良く走りきって八峰の湯でゴールなんで最高ですね~。


さて、最初の大きなエイド、稲子湯の到着。ここのおしるこは絶対はずせないメニューですね。しかしここで、早くも梅さんに捕まりました。42kmまでは逃げられるかと思ったのですが・・・残念。


案の定、リエックススキー場脇からの下り区間が始まると、あっという間に梅さん見えなくなり、私もここの下りで少し失速。スピードに乗って下れません。無理をすれば加速できるんでしょうが、まだまだ中盤無理をするところではないので我慢の下り。それでも42kmの八峰の湯まで来て、荷物の入れ替えを済ませると、かなり脚が軽くなってそれなりに下れるように。ただ、じんわりと脚に疲労感も感じるようにはなってきているんですがね。


野辺山は途中に信号が2か所ほどあるんですが、今回はついていませんでした。その2か所とも、寸前で赤信号。疲れ切ってからの赤信号なら休めると安心するんですが、まだそこまでの疲れではないので、これは残念です。そんな信号待ちを乗り越えて50km地点のエイドに到着。


今回サブ10を達成するための第1目標が、この中間地点でのタイムなんです。4時間30分で、このエイドに到着することが一つの目安らしいので、私もそのタイムを意識しました。


到着タイム4時間30分。ピッタリです。ここまでは一応目標通り。もちろん後半の走りによっては大きくタイムロスになってしまうので、まだまだ不安もありますが、目標を持ったまま後半戦に挑めるのは大きな意義がありますよね。

いつもなら椅子に座って休みながら手打ち蕎麦を楽しむところなんですが、素早く蕎麦だけ掻き込んで、トイレに寄ったら後半に突入です。


ここからは、比較的フラットで走りやすい区間、比較的マイペースで淡々と進めました。さらに南相木役場への分岐以降はゆるーく登っているんですが、ここは開き直ってかろうじて走って登れるペースまで落として登るしかありません。

ここは唯一の折り返し区間、行きは前のランナー、帰りは後ろのランナーを見ながら走れます。いつもなら、登って行くときのすれ違うランナーはもっと多いんですが、今回はかなり少ないです。自分の走っている位置がいつもより前にいるんだってのを強く思った区間でした。


さて、折り返し区間が終わればいよいよ登りの開始です。緩かった登りも北相木役場手前まで来ると少しずつ急に。時間もお昼の時間が近づいてきて、かなり暑くなってきました。いつもなら、滝見の湯までは、頑張って走りぬくところなんですが、今回は少しだけ歩いてしまいました。区間ラップも、前回より少し悪かったです。


いつもながら、滝見の湯まで来ると71kmの部の人たちが羨ましく感じますね。特にこれから馬越峠へと登ることを考えると、ここでお風呂に入って終了したくなります。


ここでも、水分補給だけして素早くリスタート。サブ10の為には休んでいるわけにはいきません。馬越峠で、残り2時間30分確保、少なくとも2時間15分は確保したいところ。滝見の湯で、すでに残り3時間15分ほど、45分で登りきれれば良いですが、やっぱり1時間はかかると思われ、なんとか峠で残2時間15分を目標に登り始めます。


この峠を走りきるなんて、70km以上走り続けた脚では難しく、半分近くは歩いたでしょうか?なんとか峠に到着すると、7時間45分経過で、なんとか2時間15分前に到着。予定通りの時間です。これで、サブ10が目標から、少しだけ確信に変わり始めました。この後も崩れることなく走れれば十分に達成できるタイム。終わりかけた脚では着地の衝撃もつらい峠からの下りも、なんとか4分台/kmで走り続けて、最後の大エイド87km地点到着です。


ここまで来ると、あとひと登りって感じで、気持ちにも少しだけ余裕が出てきました。90km過ぎの最後の登りさえ凌げば、あとは走ることさえやめなければ行けるだろうと。


90kmの計測で、残り1時間16分・7分/kmでもなんとかなります。
95km地点、残41分。この5km思っているより時間がかかり、少し焦ります。最後のスパート。ってほどスピードは無いですが、それでも前走者を数人パスしながら最後のエイドへ。

残り3km、残30分。ここでやっとサブ10を確信できたと思います。去年もそうですが、残り3kmは、気持ち良く走りたい。苦しい思いから、嬉しい思いに切り替わりながらのビクトリーランでした。


9時間49分25秒。10時間の10分前にゴールでした。
出し切った感がハンパないです。ゴール後、しばらく動けませんでした。



我ながら良くやったと思います。この暑さのなか、サブ10できた事はかなりの自信になりました。今回、ペース管理もそうですが、それ以上に、エイドでの滞在時間を短くしようと意識したのが良かったと思います。いつもだと、疲れはじめるにしたがって休憩時間が長くなってしまう悪い癖があるんですが、今回は最低限の補給と、水かぶりに留めることができました。ただ、後半は少しだけエイドでの滞在時間が延びたのは反省点ですね。



また来年があるかはわかりませんが、サブ9.5くらいまでは挑戦したいですね。
それとも、三つの温泉制覇&サブ12とか。
  

Posted by ひでたろう at 20:30Comments(0)マラソン