2020年10月22日
入笠山の日の出から鹿嶺高原へ。
かなり前から気になっていたんだけど、なんとなくきっかけがなくて行けなかった鹿嶺高原への稜線。やっと行けました。
天気予報も良さそうだし、雲海からの日の出も期待して早めに出発。富士見パノラマのゴンドラでは間に合わないので、標高1450mの沢入の駐車場をまだ真っ暗な5時に出発。今日の最高地点の入笠山まで+300mアップ。らくちん山行です。(入笠山までは・・・)
日の出10分くらい前に入笠山山頂に到着。寒いですね。確実に氷点下です。
間に合いました、奥秩父方面からの日の出
やっぱり早朝に登って正解‼️
快晴の空の下に八ヶ岳や、北〜南のすべてのアルプスがくっきりと。雲海も薄めながらも広がっていて、まさしく絶景。
寒さも吹き飛びます。
5~6人だけの静かな山頂。みなさん寒さのなか、一生懸命にシャッターを切ってました。
さて、今日のメインはここじゃないので、名残惜しいですが、ひと通り景色を堪能したら出発。黒川林道入口付近の登山口へ。
路肩の水たまりが凍ってます。寒いわけですね。
ここが登山口。稜線までもほんのわずか、御所平からいよいよスタートです。
御所平からの稜線、予想以上にフラットなトレイルなんですね。緩やかで幅の広いトレイルが続きます。まだ日が当たらないので、下草は霜がびっしり。とても寒い。
高座岩で小休憩。伊那方面の景色の中、ホットココアで一息つきます。
ここでウインドシェルとロングパンツを脱いでトレランスタイル。少し寒いですが、風がほとんど無くて、走るには丁度良い寒さ。
すれ違う登山者も無く(結局往復とも誰とも会わず)、気ままに走り、歩き、写真を撮り、とても楽しいトレイルランニングを楽しめました。
コースの感じは、静岡の県民の森から山伏へのトレイルがちょっと雰囲気が似ているかも、多少のアップダウンはありますが走れる区間が長くて、牛首峠で一度高度を落とした後にキツイ登りが待っているのに似た感じ。鹿嶺トレイルでは、半対峠がそれに当たります。ただ、牛首の登りほど急な登りでもなく、終始快適トレイルが鹿嶺高原まで続くんですよね~。
紅葉も綺麗でした。特に半対峠付近は真っ盛りな感じ。それ以外も綺麗な紅葉が点在していて飽きることなく歩けます。
ただ、展望がそれほど良くはなく、高座岩以降では、1ヶ所だけ伊那谷が見える場所があるのと、鹿嶺高原の少し手前で、仙丈ヶ岳と北岳が見えるピークが1ヶ所。北岳が見えたのはここ1ヶ所だけかも。
高座岩から2時間近く歩いていたら、いきなり視界が開けて、鹿嶺高原のキャンプサイト。後は林道を1kmほど走って展望台へ。
こんな立派な展望台。
登れば、伊那谷の向こうに中央アルプス、振り向けば北アルプス、南アルプスは、甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳が並んで鎮座。
甲斐駒と仙丈がこれほど対照的に並んでいるのを見れるのってここだけでしょうか?なかなか迫力がありました。
この前登った地蔵尾根もバッチリ。やっぱ長いな~この尾根は。
さて、高座岩まで同じルートで引き返し、行きよりも楽に感じた。時間も少しだけ早かった。疲れている後半に走れると楽しさ倍増ですね。
高座岩からは別ルート。一度黒川林道へ降りて、そこからテイ沢を詰めて大河原湿原へ。
ここはもうトレッキングモードでのんびりと。
この沢、なかなか雰囲気があって良かったし、大河原湿原も初めて訪れましたが、入笠湿原よりも静かな感じが良かったです。花の時期にも来てみたいな。
帰りはロードで入笠湿原まで戻るつもりでしたが、予想タイムより早いし、脚も残っているんで再度入笠山へ寄り道。
いや~混んでますね昼間の入笠山は!水曜日でこの混雑なら、週末は大変な事になっているんでしょうね。わずか1分で速攻下山です!
あとはのんびり駐車場まで下山。行きは暗い中だったんでわからなかったですが、ここの紅葉もかなり綺麗でした。駐車場から入笠山頂まででも十分に景色も紅葉も楽しめますね。
13:00丁度に下山完了。36kmで8時間。入笠山以外は、ピークハントが目的じゃない、純粋にトレイルランニングが楽しめる鹿嶺トレイル。いいんじゃないですかね~。
夏は、アルプスでの山登りが楽しいですが、秋の紅葉の時期は、こんなルートがおすすめかも。
ただ、ずっと稜線で片道12kmの鹿嶺トレイル、水場は途中に無いです。鹿嶺高原はキャンプ場なんで水は手に入るとは思いますが、勝手に汲んで良いのかは未確認です。(私は500mlのペットボトル1本で半日は遊べるので、今回もそれ1本+お湯のポットから作ったココアとラテ各1杯のみ)