2013年08月15日
2日目、最初の1滴から白根南稜
2日目
3時に起きだすと満天の星空、しかもペルセウス座流星群のピークらしく、けっこう流星も眺められ、今日もいい天気が約束されたようです。
テン泊初のユミコさん、いきなりツエルトにシュラフカバー(SOLのエマージェンシーヴィヴィですが)というウルトラライトに挑戦でしたが、かなり寒さにやられたようで。、まあ何事も経験です。
朝食は明るくなってから、ということでパッキングとトイレだけ済まして4時20分には出発です。
三国平まで来るとようやく明るくなってきました。ここからは三国沢・農鳥沢を渡るトラバース路です。
なぜこのルートにしたかと言うと、この道の途中に大井川の源流があるんですね~。ここがその三国沢のカール
そしてここです。ここが大井川の最初の1滴なんです。
トラバース路からわずか数十メートル登ると湧き出ています。
大井川に乾杯!!
更に農鳥沢。荒涼とした沢ですね。ここからグンと高度を上げると白根三山の稜線に飛び出します。
ここでやっと富士山とご対面。昨日見れなかった分うれしさ倍増です。
程なくして農鳥小屋。ここからの西農鳥岳って見事ですよね。さあ、ここからが今日最大の山越え、とは言っても200mちょっと登ればいいんで昨日に比べれば楽勝です。
西農鳥岳の山頂からは、農鳥岳の山頂越しに富士山。これも見事です。
農鳥岳までやってきて振り返ると間ノ岳の横から北岳も顔を出します。最近北岳もご無沙汰なので久しぶりに登りたいですね。
ここで遅めの朝食タイム。カップヌードルを頂きます。
いよいよ白根南稜が見えてきました。ここから見下ろすと広河内岳以南は緩やかな広い尾根。のんびり歩けそう。ってか走れそう。
大門沢の下降点を過ぎれば一気に人の気配が無くなります。広河内岳まで一気に登り詰めれば南稜の尾根と、南部のジャイアント達の展望台。すばらしい景色です。下降点で下っちゃうなんてもったいないですよ。
さあいよいよ南稜、とか思って下ってくとなんか変?ペンキマークを追ってるのに明らかに主稜線から外れて沢方面へ・・・これって池ノ沢へ下るペンキじゃん!踏み跡があるんで油断してました。そういえば最近ここ下ったって人がいたな~・・・
ハイ松の斜面をトラバースしてなんとか主稜線に復帰。
でも、この後も何度かロストはしました。
なんたってトレイルらしいとこってほとんど無くて、基本はケルンが目印。それも3~4個石を積んだ小さなケルンなので、それを探しながらの歩きなんです。もちろん天気もいいし稜線をはずす事なんてないんだけど、やはり通りやすいとこってあるんで、ケルン探しながらなんです。なかには大きな岩々を飛び越えて行くとことかもあってアドベンチャーなんです。
大籠岳・・・たいして特徴ないです。広い山頂
白河内岳・・・たいして特徴ないです。広い山頂
でも意外と標高はあって2800m以上あるんですね。
遠くからみるとほとんどアップダウンが無いように感じますが、行けばそれなりに登ったり下ったりします。
さあ、残るは笹山。しかしここからが曲者、ジャングルと化したハイ松帯を突破したり、倒木だらけの樹林帯があったりとアドベンチャーは続きます。
山頂だけが森林限界の笹山。景色はいいんで、奈良田からピストンで登る人もけっこういるようです。
これにて今回の縦走は終了、後は奈良田まで標高差1900mを下るだけです。
昨日は、かなりへばってしまったユミコさんも、一晩休んでかなり復活。今日は順調にここまで来ました。
さすがに荷物が重いので登りは苦労してましたが、ここからはすべて下り。もうすごいペースになっちゃいました。
最後の九十九折れは走ってしまい、結局1時間45分で笹山から下っちゃいました。さすがに脚にきて、翌日からは筋肉痛との闘いに。
定番の温泉に入って2日分の汗を流して帰りました。
これが今回のコースマップになります。
人気の南アルプス北部、でもコースさえ選べば静かな山旅が味わえる、そんな素敵なコースでした。
あっ今思いついたけど、2日目 熊ノ平から東俣に下って、池ノ沢から広河内岳に登り返すってのもありだね~。アドベンチャー度が増します。
3時に起きだすと満天の星空、しかもペルセウス座流星群のピークらしく、けっこう流星も眺められ、今日もいい天気が約束されたようです。
テン泊初のユミコさん、いきなりツエルトにシュラフカバー(SOLのエマージェンシーヴィヴィですが)というウルトラライトに挑戦でしたが、かなり寒さにやられたようで。、まあ何事も経験です。
朝食は明るくなってから、ということでパッキングとトイレだけ済まして4時20分には出発です。
三国平まで来るとようやく明るくなってきました。ここからは三国沢・農鳥沢を渡るトラバース路です。
なぜこのルートにしたかと言うと、この道の途中に大井川の源流があるんですね~。ここがその三国沢のカール
そしてここです。ここが大井川の最初の1滴なんです。
トラバース路からわずか数十メートル登ると湧き出ています。
大井川に乾杯!!
更に農鳥沢。荒涼とした沢ですね。ここからグンと高度を上げると白根三山の稜線に飛び出します。
ここでやっと富士山とご対面。昨日見れなかった分うれしさ倍増です。
程なくして農鳥小屋。ここからの西農鳥岳って見事ですよね。さあ、ここからが今日最大の山越え、とは言っても200mちょっと登ればいいんで昨日に比べれば楽勝です。
西農鳥岳の山頂からは、農鳥岳の山頂越しに富士山。これも見事です。
農鳥岳までやってきて振り返ると間ノ岳の横から北岳も顔を出します。最近北岳もご無沙汰なので久しぶりに登りたいですね。
ここで遅めの朝食タイム。カップヌードルを頂きます。
いよいよ白根南稜が見えてきました。ここから見下ろすと広河内岳以南は緩やかな広い尾根。のんびり歩けそう。ってか走れそう。
大門沢の下降点を過ぎれば一気に人の気配が無くなります。広河内岳まで一気に登り詰めれば南稜の尾根と、南部のジャイアント達の展望台。すばらしい景色です。下降点で下っちゃうなんてもったいないですよ。
さあいよいよ南稜、とか思って下ってくとなんか変?ペンキマークを追ってるのに明らかに主稜線から外れて沢方面へ・・・これって池ノ沢へ下るペンキじゃん!踏み跡があるんで油断してました。そういえば最近ここ下ったって人がいたな~・・・
ハイ松の斜面をトラバースしてなんとか主稜線に復帰。
でも、この後も何度かロストはしました。
なんたってトレイルらしいとこってほとんど無くて、基本はケルンが目印。それも3~4個石を積んだ小さなケルンなので、それを探しながらの歩きなんです。もちろん天気もいいし稜線をはずす事なんてないんだけど、やはり通りやすいとこってあるんで、ケルン探しながらなんです。なかには大きな岩々を飛び越えて行くとことかもあってアドベンチャーなんです。
大籠岳・・・たいして特徴ないです。広い山頂
白河内岳・・・たいして特徴ないです。広い山頂
でも意外と標高はあって2800m以上あるんですね。
遠くからみるとほとんどアップダウンが無いように感じますが、行けばそれなりに登ったり下ったりします。
さあ、残るは笹山。しかしここからが曲者、ジャングルと化したハイ松帯を突破したり、倒木だらけの樹林帯があったりとアドベンチャーは続きます。
山頂だけが森林限界の笹山。景色はいいんで、奈良田からピストンで登る人もけっこういるようです。
これにて今回の縦走は終了、後は奈良田まで標高差1900mを下るだけです。
昨日は、かなりへばってしまったユミコさんも、一晩休んでかなり復活。今日は順調にここまで来ました。
さすがに荷物が重いので登りは苦労してましたが、ここからはすべて下り。もうすごいペースになっちゃいました。
最後の九十九折れは走ってしまい、結局1時間45分で笹山から下っちゃいました。さすがに脚にきて、翌日からは筋肉痛との闘いに。
定番の温泉に入って2日分の汗を流して帰りました。
これが今回のコースマップになります。
人気の南アルプス北部、でもコースさえ選べば静かな山旅が味わえる、そんな素敵なコースでした。
あっ今思いついたけど、2日目 熊ノ平から東俣に下って、池ノ沢から広河内岳に登り返すってのもありだね~。アドベンチャー度が増します。
Posted by ひでたろう at 18:09│Comments(6)
│山登り
この記事へのコメント
こんばんは~。
お久しぶりです。
いい眺めですね~!!
大井川の最初の一杯!あこがれますっ(#^.^#)
白峰三山&笹山は先月、体験してきました。
仙丈は未踏なので、いつかは・・・。
時間ができたら、今回のひでたろうさんルートを是非とも体験してみたいですね。
お久しぶりです。
いい眺めですね~!!
大井川の最初の一杯!あこがれますっ(#^.^#)
白峰三山&笹山は先月、体験してきました。
仙丈は未踏なので、いつかは・・・。
時間ができたら、今回のひでたろうさんルートを是非とも体験してみたいですね。
Posted by yamayo at 2013年08月15日 19:47
2日間お疲れ様でした
近頃は里山ばかりなので
アルプスに憧れます~
アルプス経験の少ない私には思いつかないルートです
やはり景色が素晴らしいですね
近頃は里山ばかりなので
アルプスに憧れます~
アルプス経験の少ない私には思いつかないルートです
やはり景色が素晴らしいですね
Posted by HIZA at 2013年08月16日 00:09
yamayoさん
お久しぶりです。
大井川の最初の1滴も、本当は大井川を遡行していって辿り着きたいんですが、今回は横着してトラバース路から横入りです。次は大井川遡行計画で行きたいものです。
お久しぶりです。
大井川の最初の1滴も、本当は大井川を遡行していって辿り着きたいんですが、今回は横着してトラバース路から横入りです。次は大井川遡行計画で行きたいものです。
Posted by ひでたろう at 2013年08月16日 08:16
HIZAさん
メジャールートはある程度行っているので、マイナーなルートでいろいろ探していて見つけたルートです。2日間目いっぱい満喫できるいいコース設定だったと思います。小屋泊で装備を軽くすればけっこう誰でも挑戦できるかと思いますよ。
メジャールートはある程度行っているので、マイナーなルートでいろいろ探していて見つけたルートです。2日間目いっぱい満喫できるいいコース設定だったと思います。小屋泊で装備を軽くすればけっこう誰でも挑戦できるかと思いますよ。
Posted by ひでたろう at 2013年08月16日 08:20
また、機会がありましたら
全装備の公開と解説がありましたら
ありがたいです。
自分の装備も
現在でも軽量化されてますが、
さらなる工夫やギアがあれば
チャレンジしていきたいです。
ちなみに今回の北アルプス行きは三泊で
水無しの状態で8kgでした。
全装備の公開と解説がありましたら
ありがたいです。
自分の装備も
現在でも軽量化されてますが、
さらなる工夫やギアがあれば
チャレンジしていきたいです。
ちなみに今回の北アルプス行きは三泊で
水無しの状態で8kgでした。
Posted by たけにぃ at 2013年08月16日 22:58
たけにぃさん
了解です。今回はあまり重量は気にしないで行ったので計ってないですが、水込みで8kg程度かと思います。
もう一度、装備詰め込んで計ってみますよ。
了解です。今回はあまり重量は気にしないで行ったので計ってないですが、水込みで8kg程度かと思います。
もう一度、装備詰め込んで計ってみますよ。
Posted by ひでたろう at 2013年08月17日 08:12