2018年09月20日

秋の南アルプス  赤石岳へのピストン山行


今年の夏も、日帰りばかりになってしまいましたが、それなりにアルプス方面へと足を運びました。南だけじゃなくて、北や中央さらに奥多摩へも行って充実した夏山だったかと思います。
ただ、なぜか3000mを越えることは一度もなくて、それだけが心残り。


今週の水曜日、どんどん天気予報が好天へと変わってきて、これは行くしかない!ってことで行ってきました。


南アルプス主峰、赤石岳です。
いつもなら、荒川岳~聖とのセットで登るんですが、今回は日帰りって事もあって、単独ピストン。椹島から大倉尾根です。大倉尾根、実は32年ぶりくらいに登ります。完全に記憶から無くなってしまっているので、ほぼ初めてと同じ。とても楽しみでした。



ちなみに、日帰りって事で東海フォレストのバスには乗れなく、お約束の林道走り。片道16km・往復32kmが、おまけで付いてくる、なかなかにハードな日帰りとなりました。





沼平を4:30に出発。空は満天の星。6~7km走ると明るくなって
赤石ダムからの上河内岳もバッチリ。




2時間丁度で椹島。ライブカメラポイントからの赤石岳もクッキリ!!






2時間、16kmのアプローチを経て、いよいよ登山開始。







赤石小屋までは、とにかくグングン高度を上げていく感じ。展望も無いので、ひたすら登ります。





赤石小屋。登山口から2時間。ようやく景色が広がります。目指す赤石岳もやっと顔を出しましたが、まだまだ距離があるんですね。






ここまで登ると紅葉も始まりました。ナナカマドが赤く染まっています。今日は、展望と紅葉が楽しめそうですね。








20分も歩けば、富士見平。南アルプス南部の3000m峰に囲まれた展望台。荒川三山~赤石岳~聖岳、それに富士山が出迎えてくれました。最高です。さあ、あとひと頑張りです。






途中の沢で水分補給をしたら、カールの中をグングン登って稜線へ。カール内部の紅葉も青い空とのコントラストが見事です。







稜線に出れば長野県側も一望!!しかし風が強くて寒い。今までの穏やかな静岡側とは季節が1ヶ月以上違う感じ。Tシャツに短パン、ノー手袋ではたまりません。山頂までは我慢しましたが、すぐにウィンドシェルだけは羽織りました。








さすが赤石岳山頂。360°の見事なパノラマ。西側の景色もバツグンです。空気も澄んでくるので、景色を楽しむなら、夏より秋ですね。でも寒いから、すぐに避難小屋へと避難。







山頂からわずか1分足らずですが、小屋前は穏やか。ここでカップ麺の昼食にします。夏以上に温かい食べ物が美味しいですね~。ちなみに、小屋番さんお話では、今朝は氷が張ったそうです。どうりで寒いわけです。




さて、まだまだ先は長いので、そそくさと下山。やっぱり稜線から外れると暖かい。速攻でウィンドシェルは脱いじゃいました。



グングン高度を下げて、歩荷返しの標識の場所。ここでサプライズ。





アラジンTR部メンバー御一行様とご対面。
彼女等が今日明日で登るのを知っていたので、今回このコースを選び、無事すれ違う事が出来ました。私も連休が取れれば、わざわざ林道を往復32kmも走って赤石岳まで来なかったんですが・・・
とにかく、寂しいソロ登山だったので、ほんのひと時でしたが、楽しい時間を過ごせました。





なんでショルダー部分のボトルホルダーにワイン?
山小屋で飲むやつをわざわざ一番見える所に。これが登るモチベーションなんでしょうか?





13時過ぎには椹島へと下山。そして林道です。




基本的に大井川を下流方面へ走るので、下り基調のはずなんですが、微妙にアップダウンが続く道なので、行きも帰りも大変さは変わりなく、むしろ疲れた脚の帰りのほうがキツい林道ランなんですね。


それでも、行きと同じ2時間丁度で沼平まで走りぬいて、3時18分くらいで終了。
結局50kmもありました。行動時間も11時間近くの長丁場でしたね。
下界では、まだまだ暑さが続いているなかで、秋を一足先に味わえて、とっても楽しい山歩きとなりました。
  

Posted by ひでたろう at 18:32Comments(0)トレイルラン山登り