2021年11月08日

甲州アルプス オートルート2021 走ってきました。


久しぶりのレース。
トレイルレースでは2年前のITJ以来(しかも第1関門リタイヤ)
ロードを含めても、森町ロードレース以来なので1年9ヶ月ぶり。
そして不整脈の手術から9ヶ月。練習はできているけど、きちんと走り続けられるのか、ちょっと不安のなかのレースです。


甲州アルプスオートルート
とても興味のあるコースだったので、出てみたいレースでしたが、前日受付がネックで諦めていました。今年は新型コロナの影響もあるのか、当日受付もあるというので参加できることに。


夜間の雨にはビックリしましたが、スタート時にはすっかりあがり昼間は天気も良くなって終日気持ち良く走れました。
そして今回はポールを使いました。以前KOUMI100で使いましたが、なんとなく使いづらくて、それ以来ポールを使うことは無かったのです。しかし今年の夏山で久しぶりに使ってみて、かなり身体の負担が減らせる気がしましたし、テクニカルな下りとかでのバランスとりにも有効な感じで、秋になって練習で山に入った時に数回使ってみて、これなら少し楽にレースが進められそうなので採用となりました。
結果、かなり有効に使えたと思います。




4時スタートなので、源次郎岳までの2時間は夜間走。周りの景色は良くわかりませんでしたが走れるパートも多くて、きっと素敵なトレイルなんだろう事が想像できました。






夜が明けた源次郎岳ではまだ富士山は雲の中。






ここから一気に走れるトレイル。笹原や素敵な稜線の緩やかなアップダウンを繰り返しながら上日川エイドを目指します。



もう少しで上日川エイドって所の階段状の下りで大転倒!!ポールを支点に一本背負いのようにして一回転。左わき腹を強打。かなり痛かったです。その後もずっと脇腹の痛みは治まらず。たまりかねて次の湯の沢エイドを過ぎたあたりでロキソニン服用。痛み止めはなるべく飲まないようにしていますが、今回は我慢できませんでした。その後は気にならない程度に痛みは治まって進むことができました。
しかし、今回はよく転びました。両ひざに右ひじ、左手首、いろいろな所に傷を作ってのゴールでした。







このコース、主稜線からの景色は最高。
寒さも程よく涼しいくらい。Tシャツにアームカバーで十分。




甲州アルプスの山並みの向こうに、昨夜の雪で真っ白な富士山。ピークに着くたびにそんな景色に癒されました。





行ってみたかった日本一長い名前の山「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」、名前だけでなく絶景も良い山なんですね~。







そして標高1000m前後の紅葉も良かったです。足元も紅葉した葉っぱが降り積もったフカフカトレイル。しかも走れるところも多くて、もう少しのんびり歩きたくなるような所ばかり。





エイドも、豪華ではありませんが必要最低限の、ドリンクにパンやバナナ、そしてお菓子などきっちり揃っていました。





その中でも、深沢峠エイドのシャインマスカットは、大粒で甘くて、最高でした。




久しぶりのレースでしたが、最後まで非常に安定した走りが出来たと思います。湯ノ沢エイド以降、少しの間はちょっとヘタった時もありましたが、いつもの疲労困憊状態になるような事もなく、特に登りに関しては最後の恩若峰の登り返しまで終始安定した登りが出来たのではないかと思います。特に大和自然学校エイドからの2kmのロードの登りもほぼ走りきれたりして、いつもにはない元気さがありました。







過去のリザルトを見てみても、12時間を切れれば御の字、年代別も5位以内なら最高だな~くらいの目標でしたが、11時間19分48秒、年代別5位と出来すぎな結果で大満足なレースとなりました。


景色もいいし、トレイルもいいし、季節的にも雪のふる直前で紅葉も楽しめる。ほぼまる1日楽しめる。しかもアクセスも良くなって片道2時間。また参加したいと思えるレースでした。
  

Posted by ひでたろう at 18:13Comments(0)トレイルラン