走ったり登ったり・・・

さて、後半戦です。残り60ｋｍ近くあります。と思っていましたが、全体の距離が155ｋｍくらいみたいなので、あと52～3ｋｍのようです。


ここからは、少し登った後に、第４関門（第３エイド）まで400ｍ近く一気に下り、少し登り返した峠から、さらに680ｍのダウンヒル。このコース一番の大下り区間。ここで脚が残っているかが勝負ですね。


第３関門から第４関門、今までここの登りで走れたことは無かった区間。今回は、少しは走りました。もう口の中が甘さでいっぱいだったので、ソーメン食べたさに頑張りました。下りに入ってもいいペースを維持できたと思います。



第４関門（第３エイド）、ソーメン３杯頂きました。今までで一番美味しかったソーメンかもしれません。




そしていよいよココからがハイライトの新コース。岐阜県に突入です。
白巣峠まではロードの登り。元気なら走るんですが・・・暑いし、疲れてるし、ほとんど歩きました。




白巣峠到着、なかなか素敵な笹原の稜線です。林道を下るより、ここの山に登りたい気分になりますね～。スタッフからは「10ｋｍ下りま～す」の掛け声。気合いを入れて走り出します。



流石にうんざりするほど下ります。でもまだ最後に長い下りがあるんで、脚も残しておかないといけないし、しかも標高も700ｍまで下るんで、暑さもピークなんです。岐阜県だからって景色が変わるわけでもなく、それでも淡々と下って最低地点には大きな滝。



高樽の滝です。橋の上からチラッと見ただけですが、なかなか見ごたえのある滝でした。この滝を見る為に、700ｍ近く下ってきたんですね～。100マイラ―だけの価値ある滝です。



しばらく進めばコースマップには載っていない小エイド。大瀬さんがスッタフやってました。「登り10ｋｍ」のありがたい言葉。
もう登りで走る気力は無く、わずかなフラット区間以外は全歩きです。もちろん周りのランナーもおんなじです。とにかく10ｋｍ進めば、後はゴールまで下るだけ！！




10ｋｍ進んで、そろそろ峠？と思ってもなかなか着きません。う～ん。結局11ｋｍくらいあったと思います。ここにきての1ｋｍって大きいですね。気持ちが切れそうでした。その代わりにGPSウォッチの電池が切れました（笑）まあ時間は十分あるし、残りも15ｋｍなんで気にせず進みます。そして峠のテントが見えた時には、本当にホッとしました。


さあ、後は下るだけ、未舗装・舗装が交互に繰り返す、かなりガレた林道をグングン高度を下げて行きます。100ｋｍコースと合流するまでの6ｋｍくらいが長く感じましたが、もう最後って気持ちのほうが大きいので、スピードを緩めることなく突き進んで小エイド。


ここから100ｋｍ選手と合流で、また賑やかなコースで一安心します。やっと帰って来た～って実感できました。100ｋｍの知り合いに声をかけながら追い越し、そしてついに大滝川を渡る橋。後は4ｋｍのロードを走ってゴールです。



ここのロード、みなさん疲労困憊でかなり苦労しながら走ったり歩いたり、でもなぜか私は走れるんです。毎回。走る辛さよりもゴールする楽しさが上回って、アドレナリンが辛い事を吹き飛ばしているんでしょう。松原公園への最後の登りも走りきって、最後は４分/ｋｍ台まで速度を上げてのゴール。３度目の100マイルゴールですが、やっぱりいいもんですね～ゴールの瞬間って。この瞬間の為に21時間以上も頑張っているんですね。



21時間23分20秒　これが今年の結果です。
総合25位・年代別も2位を獲得することができました。（年代1位は18時間台とまったく勝負になりませんが・・・）



来年の話にはまだ早いですが、まだまだやれることが多いと感じます。はやり20時間という大きな壁にチャレンジしたいですね～。